表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/100

43日目

 1km以上の超長髪の美女といつもの3人は遠出をし、帰ろうとしていた。

 超長髪の美女はヘアサロンに行くために、3人とは別れた後だった。


「あの娘は、ほんと髪だけは完璧なんだよなぁ。」

「髪は完璧なんだが、髪以外が…。」


 そう話をしているのは、順にねずみ君とわに君である。3人は超長髪の美女をややDisりながらタクシーを拾おうとしていた。

 わに君はタクシーを見つけた。


「あ!来た!」

「へい!タクシー!」


 もぐら君が手を挙げタクシーを呼び止めた。


キキ―!


 タクシーは3人の目の前に止まった。

 しかし、突如男が割り込んできた。


「どけ!ワシが先じゃ!運転手!このワシ、王神おおかみを吉本商業まで連れていけ!」


 割り込むおおかみに対し、もぐら君は手刀を挙げた。

 わに君とねずみ君も手刀を挙げた。


「なんだ!?手刀なんかでワシを倒せるとでも思っているのか?」


 おおかみも手刀を振り上げた!

 その時…!


「吉本商業行きのバスはあちらになります。」


 3人は声を揃えてそう言った。

 3人は手刀を作っていたのではなく、あちらになります、というジェスチャーで案内していたのである。

ちょうどバスが来たので、おおかみは慌ててはバスに走って行った。


「バスがあるなら安いバスの方が良い!」


 3人は何事もなかったかのようにタクシーに乗り込んだ。


「あの娘は今頃ヘアサロンで髪の毛を癒しているんだろうなぁ…。」

髪を全て失うまで後57日!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ