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さくら


今年も職場の桜が咲いた。

桜という花は、入学、卒業など様々な門出を祝う花であると思っていた。

就職するまでは。


私にとって桜はタイムリミットだ。

奨学金を返済したこととなる契約期間が終わるまであと何年?

桜を見るたびに考える。

あと何回、この桜を見たらこの場所から逃げ出せるのか、と。

そして今年。

ついにあと1回。来年この桜が再度色づいたのを確認したら最期というころまでやってきた。

やってきたが故に考える。

この残り1年をどのように過ごそうかと。


今の仕事は好きだと思う。

環境が合ってないだけだと思う。

それでも、この閉鎖された社会から逃げ出したいとも思う。

桜の花が散って、緑に色づき始めるころには次のステップを考えねばならない。


今年も新たな就職者を祝い、迎えるために桜が色づきはじめた。

私のタイムリミットは進んでいく。

次の桜が咲くころへ。




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