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ユニフォーム。
ユニフォームを纏えば、私は私じゃなくなる。
笑っていられる。
いや、笑っていなければならない。
何があっても。
出勤して、ユニフォーム室にずらりと並ぶユニフォームから自分のサイズの物を適当に取って。
ロッカーでユニフォームに着替える。
見慣れたこの服に袖を通して、
ロッカーに付いている小さな鏡で髪型が崩れていないか確認して。
バタンッととロッカーを閉める。
ここに戻ってくるときは、全てを終えた時だぞ。と
自分に言い聞かせて。
お客様は神様。
そんな言葉もあるけれど、
私は人間で、貴方も同じ人間ですよね、と言いたい気持ちをぐっと我慢して。
今日も笑顔で対応する。
いつも笑顔でいいね。と褒めていただくこともあるけれど。
この笑顔は本心ではなくて。
笑顔も含めてユニフォームだから、心の中は笑顔じゃない時だってある。
それでも、私は笑ってやり通す。
ユニフォームを着ているから。
何を言われても、何をされても。
気が付いたら10作品目と続きました。
遅くなりましたが、レビューや反応してくださった方ありがとうございました。
また、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
これからも拙い文章ですが、付き合ってくださると嬉しいです。




