2話
私は塚原リオ、都内の大学に通うどこにでもいる19歳。
地味で内気な性格は中学の頃から変わらないなので今も友達があまりいない。
今日もそんないつもと変わらない日常生活を送っていたら偶然、異世界からやって来た王子様ルイさんと出会うのだった。
「リネア王国‥‥‥」
もはや現実世界ではないそれこそファンタジーに出てきそうな国。
ルイさんってもしかして本当の王子様!??
するとアナウンスが聞こえてくる。
「次は新宿~新宿~」
「ルイさん!とりあえずおりましょう!」
「あ、ああ‥‥」
私はルイさんの手を掴みそのまま電車をおりた。
まあとりあえず今は一安心かな‥‥。
「リオ、大丈夫か?息が上がっているみたいだが」
「へ、平気です‥‥それよりルイさんはどうやってここへ‥‥?」
名前といい地名といい、この世界の人ではないことに気づいた私は
どうやってここへ来たのかルイさんに聞いた。
けど本人も分からずで気づくと電車の中にいたという。
「まずはその服装ですね」
「この服装だとまずいのか?」
その派手な衣装はここではだいぶ目立つ
リオはルイを連れ近くのアパレル店へと向かった。
「これなら大丈夫かな?」
ラフな白シャツにカジュアルなスボン。
これならだれがどう見てもごく普通の男性にしか見えないはず!
「これがこの世界の人々の衣装というものなのか!軽くて動きやすいな!」
「喜んでもらえて嬉しいです。とてもお似合いですよ」
やっぱり本当の王子あってからかこの世界の服も着こなすなんてすごいな‥‥
私はルイさんの横顔を見つめた。一瞬だけど少しドキドキした。
「どうしたリオ?」
心配したルイさんは顔を覗かせるように後ろから声をかける
その至近距離がまた私をドキドキさせるのだ。
「ル、ルイさん!??え、えっと何でもないです!」
「そうか?だが少し顔が赤い‥‥。――は、まさか!」
ルイの手がリオのおでこに触れ彼の温もりが微かに伝わってくる。
(——!!)
「熱はないな。良かった」
(びっくりした。ルイさんの手がおでこに‥‥)
「私なら大丈夫です。それより少し歩きませんか?」




