① プロ野球界について
【1.プロ野球界について】
『日本職業野球機構(JPBO)
Japan Professional Baseball Organization』
日本における『プロ野球』を統括する組織。ジャパンリーグ・シティリーグと2つのリーグがあり、現在の所属チーム数は8年前にエクスパンションが行われた結果、両リーグに8チームずつの計16チームとなっている。
なお、その関係でAクラスが4チームとなったが、各リーグでポストシーズンに進出できるのは上位3チームと変更はなし。
近年はリーグ改革にも本格的に着手しており、第三者機関によるチャレンジ制度、ジャパンリーグでのDH制、タイブレーク制などを取り入れる積極的な姿勢を見せている。
例年の投打バランスとしては、平均防御率が3.50~4.00、平均打率が.250~260台、平均OPSが.700前半程度となっている。
【2.昨季のジャパンリーグ順位表】
順位 チーム名 勝数 敗数 勝率 ゲーム差
1 東京山手スターズ 88勝 55敗 .615 ──
2 横浜シャインズ 78勝 65敗 .545 10.0
3 大阪パンサーズ 76勝 67敗 .531 12.0
4 下町ブレイブハーツ 71勝 72敗 .497 17.0
5 広島シャークス 70勝 73敗 .490 18.0
6 名古屋リザーズ 68勝 75敗 .476 20.0
7 新潟アルバトロス 65勝 78敗 .455 23.0
8 四国サンシトラス 56勝 87敗 .392 32.0
昨季のジャパンリーグでは、球界の盟主ともいえる東京山手スターズが2年ぶりに優勝。従来の戦力に加えてルーキーや新助っ人などの新戦力の活躍などもあり、2位とは10ゲームの差をつけた。また、創設8年目となる下町ブレイブハーツが、ジャパンリーグ新規球団としては初のAクラス入りを達成。惜しくも勝率5割を割ってはしまったものの、最終戦の直接対決にまでもつれたAクラス争いをものにしてみせた。
ポストシーズンでは、ファーストステージを勝ち抜いた3位の大阪パンサーズを東京山手スターズが3連勝でスイープ。その勢いのままに、日本シリーズ制覇を果たした。
【3.ジャパンリーグ 主要部門リーダーズ】
《打撃部門》
[打率]
1 一条 (横) .336
2 高崎陽 (広) .324
3 小宮 (ス) .316
[本塁打]
1 ブランドン (ス) 42本
2 村石 (横) 36本
3 真行寺 (四) 34本
[打点]
1 ブランドン (ス) 108打点
2 大嶋 (ス) 100打点
3 村石 (横) 96打点
[盗塁]
1 諸星 (ブ) 42盗塁
2 小宮 (ス) 38盗塁
3 山吹 (広) 32盗塁
昨季の首位打者は、2位に1分以上の大差を付けた横浜シャインズの一条。リーグ2位となる36発を放った村石と共に、シャインズの強力打線を支えた。
しかし、それを超える数字を記録したのが東京山手スターズ。1番打者の小宮がリーグ3位の.316を記録して最多安打を獲得。また、昨季新規加入のブランドンが本塁打王・打点王の二冠王、衰えを見せないベテラン大嶋と100打点コンビを組んだ。
なお、四国サンシトラスの真行寺は二年連続30発を達成。若き大砲を中心に、今季こそ最下位脱出を果たせるか。
《投手部門》
[防御率]
1 竜宮 (ス) 1.59
2 風見 (新) 2.40
3 隼瀬 (大) 2.52
[勝利数]
1 竜宮 (ス) 18勝
2 隼瀬 (大) 15勝
3 服部 (横) 13勝
[奪三振]
1 隼瀬 (大) 220個
2 竜宮 (ス) 198個
3 浅羽 (名) 154個
[セーブ]
1 キングスリー (ス) 44S
2 桜庭 (大) 32S
2 二階堂 (ブ) 32S
投手部門では、東京山手スターズの竜宮が昨季も無双状態。防御率では両リーグ合わせて唯一の1点台を叩き出し、キャリアハイタイとなる18勝を挙げた。しかし、奪三振数では大阪パンサーズのエース隼瀬が脅威の220奪三振を記録。来季の米リーグ挑戦が噂される両者のハイレベルな争いが繰り広げられた。
また、セーブ部門では、スターズのキングスリーが44Sを記録。防御率1.25、WHIP0.84の圧倒的成績で、ジャパンリーグ王者の最終回を支配した。




