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壊れた世界の挑戦者  作者: もやし
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愛莉side






私、加藤愛莉はあの日、親友を失った。







「また、美月頑張って陽キャ集団の中に入った結果萎縮しちゃってるよ、はぁ、あんたはそのタイプじゃないでしょうが」

と小さく呟いていた。








その時、

ギガゴゴゴゴゴ

ドンッ ドンッ ドンッ







「きゃあ!!」

大きな揺れ、でも、校庭にいて助かった。

私はそう思っていた









「建物が崩壊するかもしれないから校庭の真ん中に集まってー!」

「美月!私たちも行くよ!」

そう声をかけようとした時だった

美月が穴に落ちた









「美月!!!!!」



「先生!美月が!美月が落ちちゃった!」





「何!間島が落ちたのか!?おい!危ないぞ加藤!お前も落ちるつもりか!?」





そう先生に言われ連れ去られた私はしばらく意識を失っていた





目を覚ますとまだ校庭にいて全校生徒の半分近くが集まっていた。





それ以外の生徒は建物の下敷きになったか美月のように穴に落ちたような行方不明になった生徒のようだ







あちこちで泣いている声と何度も電話をかけている様子が見られる








その後、各自の判断で下校となった







不幸中の幸いというべきか私の家族、そして美月の家族は美月を除いて全員無事であった







そして、情報が全国に広まるほど日本が回復したころ全世界で同時にこの揺れが起きていて、地割れでできたと思われる穴や洞窟は全て塞がっていると知った








世界が落ち着きを取り戻した頃、また小さく地震が起きた。

軽い揺れですぐおさまったが今度は別の事件が起きた。









穴ではなく洞窟ができた。

緑色でツノが生えた怪物が現れ、人々を殺して回っていという。







地震が起きた初日には多くの死者が出たものの警察や自衛隊の活躍により次の日からの被害は大幅に減り、日本が世界で唯一のこの怪変事件の成功国となった。








政府は新たに特別探索課

通称《特課》を設置した

洞窟がダンジョンと呼ばれ人々の関心が高まっていった








私は親友を失った気持ちが大きく、ダンジョンには絶望しかなかった







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