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影踊り

作者: takechan

かげおどり


 クローゼットの奥には、不思議な世界が広がってて。


 引き出しはタイムマシンで。


 駅のホームの壁を撫でながら、空に車を探してる。


 時計を持ったウサギ。山の中のトンネル。喋る猫の群れ。路地裏のバケモノ。


 そんなのあるはずないのにね。


 思わず知らず零るる涙雨に踵回(きびすめぐ)らせば、今や空虚な部屋が教えてくる。


 魔法はかけるより解く方が難しいの。


 だって、お伽のような恋だった……


 魔法のドレスはお揃いのパーカー。


 魔法の馬車は新古車の軽。


 魔法の靴は二人並んだ、コラボのスニーカー。


 駆け抜けた日々を音楽に見立てて、貴方の影と踊っている。


 ルルル ルルル ルルルルル


 ルルル ルルルルル ルルルルル


 ルルル ルル ルル ル ルルル


 ルルル ルル ル ルルル ルル ルル ル ル


 今夜もきっと鐘は鳴らない。


王子様に出会いながら、めでたしめでたしは未だ遠くのプリンセス。


お読み頂きありがとうございました!

面白かったらブックマーク、高評価、感想等よろしくお願いします!

他にも短編小説などをいくつか投稿しているので、そちらも見ていって下さると嬉しいです!

Twitter→ https://twitter.com/zKbUyzyfm1sYQvw

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