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第四話

「あ……ありのまま今起こった事を話すぜ! 俺はキーメイカーを使い〈天啓力〉を消費したら、いつの間にか鍵が現れていた。な……何を言っているかわからねーと思うが俺も何が起こったのか分からなかった……」


 兎にも角にも俺の〈天啓〉も一応は使用できる、という事か。

 そういえば〈天啓力〉を消費したって言ってたな……

 俺は〈天啓紙〉を確認してみる。


【名前】南條解

【天啓】キーメイカー☆■

【天啓力】9


 ああ……元々少ない〈天啓力〉がさらに少なく……



(それにしても、この鍵どうしよう……)



 鍵の作り的には国民的王道RPGに出てくる様な形状のThe鍵だけど、肝心の差し込む所が分からない。もしかしたら塔に入る為に使うのかも……という憶測はできたが、一人で考えても埒が明かないので楓にラ○ンで『キーメイカーを使ったら鍵が出てきた』と送ると、すぐさま通話が掛かってくる。


『ちょっと、鍵が出てきたってどういう事!?』


 俺は起こった事を説明する。

 楓は興奮した様に相槌をうつ。


『やっぱりその鍵、塔と関係があるんじゃない?』


「やっぱりそう思う? 俺もそう思ったんだけど…………今って塔どうなってる?」


『周りに立ち入り禁止のテープがされてて警察の人が常にいるって友達言ってたよ』


(うーん、やっぱり一般人には触れられないようになってるよね。けどこの鍵めちゃくちゃ気になるんだよなぁ……)


『……ねえ、今夜バレないようにこっそり塔に近づいて鍵を使えるか試してみない?』


 俺が鍵の事を考えていると、楓から攻めた提案が出される。


「色々と危なくないか? 警察の厄介になったら面倒くさいぞ……」


『大丈夫大丈夫バレなきゃいいって! 今日夜ご飯作りに行ってあげるしご飯食べたらこっそり塔に行ってみよ!』


「うっ…………わかったよ、無理だと思ったらすぐ引き返すからな?」


 断じて楓の手料理が食べたかったわけじゃないんだからねっ!

 この鍵を使ってみたかっただけなんだからねっ!


『おっけー! そしたら夕方頃そっちに食材持ってお邪魔するし、解の食べたいものラ○ンで書いといてねー』


「ありがとう、食べたいもの考えとくよ。んじゃ。」


 そう言って通話を終了する。

 もしかしたらまだ誰も足を踏み入れた事のない塔に入れるかもしれない、というワクワク感を覚えながら俺は夜ご飯に食べたいものを考える。『ソースカツ丼が食べたい! 我は福井名物ソースカツ丼を所望する!』そうラ○ンを送るとしばらくしたら『仰せのままに』と返ってきた。


(夜ご飯が楽しみだ!)



ここまで読んで頂きありがとうございます<(*_ _)>



■次回の更新は【7月16日21時】の予定です。



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