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1.始まり

初めてホラーを書きました。

元々、文章能力が低いので、読みにくいと思いますが、

楽しんで呼んでもらえるように頑張ります!! 宜しくです。

よくある噂・・・

廃園になってもその場に残る遊園地・・・

取り壊す工事を行うと、作業員達が呪われ、謎の死を遂げる。

よくある話で、噂も立つ。


裏野ドリームランド、あそこに入れば誰も出て来れないと・・。


そんな噂が立てば、興味をそそられてしまう・・・。

自分がそんな目に遭うなんて誰も思っていないんだからぁ・・・



「おい、修治!!今日は夜開いているか?」

「・・・なんだ、淳か。」

「なんだ?とは連れないじゃんかぁ~。俺ら親友だろう。」

「・・・俺の事を親友とか言う変わり者は、お前くらいだ。俺は思っていない。」


此処は、ある学校の一室。

俺 鳥取 修治は、現在この高校の三年で、後1ヵ月後にある卒業式で無事卒業が決まっている。

就職か進学か悩んだ結果、俺は進学を選んだ。


そして、今 俺に喋りかけてきたのは、このクラス一のお調子者の上条 淳。その明るい性格で誰彼構わず喋りかけることができるリア充だ。俺とは正反対の性格をしている癖に、俺に良く絡んでくる。


「おいおい、俺らもう小学校からの中じゃないかぁ。そろそろ心開けってぇ~のぉ。」

「・・・信頼って言葉が、お前ほど似合わない男はいないと思っている。」

「本当、俺に冷てぇなぁ。お前くらいだぜ、俺の事毛嫌いするの。

 まあ、挨拶はそれくらいにして、そろそろ俺の問いの答え返してくれてもいいんじゃないか?」


「そうだな・・・お前の為に空ける時間はないと言っておこうか。」

「・・・京子が関わってるとしてもか?」

「!?」


俺は、淳に視線を合わすことなく話を聞いていたのだが、出てきた名前に、つい視線を合わせてしまう。

ニヤニヤと笑う淳。


ちぃ、はめられたか。


「裏野ドリームランド・・・知ってるか?」

「ああ。廃園になっても残っているあの遊園地だろう。」

「そうそう~。 後、その遊園地の噂については?」

「・・・ほどほどに。 何でもあの遊園地に入れば、ただで帰れないとか。」

「まぁ~ちょっと違うんだなぁ~。出て来れないって話だったんだが・・・京子がそこから帰ってきたとしたら?」

「!?」

「ほらほらぁ~驚いただろう。俺もその話を本人から聞かされるまで信じなかったさぁ。

 思い人があの裏野ドリームランドに行ったって聞いたら心配だよなぁ~ あ~ はかないなぁ~。」


「誰が思い人だぁ。・・・それに、アイツには隣の組に彼氏がいるだろうが・・・。」


そう否定するにも、俺の心の中には、羽賀 京子が住み着いている。

このクラスのアイドル的存在である京子の美貌に惹かれているのは否定しないが、それよりもあの出来事が俺の心に住み着く要因となってしまった。


羽賀 京子。姫カットしている茶髪の笑顔の眩しい女の子。胸はそこそこ大きいらしく、彼女が動くことにわずかに揺れている。それをがん見してしまう男子達。彼女はその男子達の視線を感じると、えっちぃっと笑いながらイーっとする顔が魅力的である。


そんな時、中学校2年のある休憩時間、俺はトイレに行った後、教室に向かう為、曲がり角を曲がったところ、前を見ずに走ってきた京子とぶつかる。


きゃあっと後ろに倒れそうになる京子の左手首を俺の右手が支え、尻餅をつく前に起き上がらせる。


「ありがとぉ~修治君。」

「!?」


今まで接点があったわけでもないのに、彼女は俺の名前を覚えていた。


「私、けっこう重かったでしょう~。」

「いや・・・軽い方だ。」

「ウフフフ、優しいね、修治君。」


恥かしがっている俺の顔を下から覗きこむ京子。そして、何を思ったか俺の目元まで降りている前髪を持ち上げる。


「やっぱり、修治君は、前髪少し切った方が、カッコいいよ。長身で細身・・・そして、」

「京子ぉ~。」

「あっ、ごめん。修治君、またねぇ~。」


彼女は、呼ばれた彼女の友達の方まで女の小走りで走っていき、きゃあきゃあわいわいと喋っている。

俺は、その彼女の後姿を見送り・・・


それから目元を隠さないくらいの長さに髪を切り出した。

ある日、京子が俺の席に来て、その方がいいよっと言ったのが後押しになったのは言うまでもない。


その後、ちょくちょく京子を目線で追ってしまうのが日課となってしまった。

京子とはそれっきり話す事は無くなってしまったが・・・。


彼女が受ける高校・・・そして、大学・・・。

俺は彼女ともう一度話せるかもしれない可能性にかけて、この人生を掛けていた。


そんな時、高校の3年の夏に、彼女の噂が学校中に知れ渡った。


・・・京子に彼氏が出来たと。


それもお相手は、隣のサッカー部のヤリ○ンで有名な奴だった。

奴は、この学校で有名な女子を口説き、捨てるを繰り返していると噂になるくらいにまで酷い奴だ。

捨てられたくない女子は、色んなことをしてでもその奴との縁を切らないようにしているとか。


京子に彼氏ができるのは仕方がないことだ。あの美貌にあの性格なら、他の男達も見逃さないだろう。

だけど・・・なんで奴なんだ?他にもいい男はいるだろう・・・。


俺はその噂を聞いた放課後、足が自動的に動き、京子を探してしまう。


「ハアハア。」


見つけたのは、校門前で、今まさに帰ろうとしている京子だった。

俺は数m手前で立ち止まり、無言で京子を見る。


京子は俺に気づき、振り返り・・・


「ごめんねぇ・・修治君。」

「・・・・。」


「ほらぉ、いくぞ!」

「うん。」

「アイツは誰だ?」

「ただのクラスメイト。」

「そりゃあ、そうだよなぁ~。あんなナリで、お近付きになろうなんてなぁ~。」


冷たい視線で軽く、俺につげた後・・・奴の言葉で視線を元に戻し、明るく奴の後ろにピタリと寄り添うように歩く京子。


・・・何も言ってないのに・・・振られたのか・・俺は。



その後も、京子とやったやってないとか、面白そうに周りは噂する。

俺は自然とその噂に耳を傾けてしまう。

・・・髪型も京子に褒められたの髪型だ。


どこまで彼女に依存しているのか、俺自身分かっていない。でも彼女の事を考えない日は一日もなかった。

ただ思うだけ・・・片思いでもいい。

彼女に嫌われていても・・・こうやって、見ているだけで。




その彼女が裏野ドリームランドに行った?

なんで?

誰と言ったんだ?・・・奴に決まっているか。


俺は、女子同士で裏野ドリームランドについて話している京子たちを見る。


「ええ~、本当に何もなかったのぉ?」

「うん。ただ暗いだけ。」

「怖いのは一緒にいった彼の方かぁ?」

「アハハハハ~、何言ってのよ愛。」


そして、俺の視線に気付いたのか、こっちを見て、微笑む京子。

いや・・・俺じゃなくて俺の横にいる淳にか。


「・・・でどうする?今晩、その裏野ドリームに行こうって話しが京子から上がったんだよ。京子が案内してくれるってさぁ。行くしかないだろう?」

「・・・・いかな・・・」

「京子!!修治も行くってさあ!!」


「な、何いってるんだ淳。俺はいかな・・・。」

「最近、京子の彼氏、学校に来てないんだと。遂にフラれて恥かしくて家に篭ってるんじゃないのかw

 あいつの取り巻きも泣き叫んでるとか。いい気味だぁ。・・・なら、お前にもチャンスあるんじゃない?」

「・・・わかったよぉ。」


「修治君、来るのぉ~かぁ、わ、私も行こうかな。」

「なになに? 凛、あの修治君が好きなの?変わってるねぇ~あんなさえない奴。」

「そ、そんなことないもん。いいとこ・・・いっぱいあるし。」

「それなら、私達に任せてもらおうかぁ~。その恋実らせて上げる。」


京子の隣で可愛らしい髪型の女の子、凛が、愛の言葉でぱぁーっと潤んだ目を大きくする。


そして・・・夜になる。










「修治くぅんっと・・・夜のデート・・・下着・・やっぱり勝負下着にした方がいいかな。」


全身鏡の前で、下着姿で今晩着ていく下着をチョイスする凛。


「あぁ~、楽しみすぎて、時間きてほしくなぁ~い!!」

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