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夜の渚。

作者: すみ いちろ



あの日見た空の涙は 今を想い出すんだ


繰り返す涙は遠く離れた 心の中に仕舞ってあるもの


いつかまた通り過ぎてく日常に サヨサラを告げる波間


足元に滑り落ちた夜の光 染み込む様に帰ってく


たった一人呟いた 遠くに光る雲間 真夜中の月


一羽の白い鳥 笛の音の様な声 響く空


自分さえも知らなかった世界とが 砂地についた足跡とつながる


どうしてこんなに離れてしまったのか


君が生まれ落ちた瞬間に瞬いた光


この揺れる気持ち 漂う空と海の間 超えられない水平線が


夜に響く心臓の音 掻き消すほどウネル 行けなかった場所


君のこと守るだなんて 無責任な言葉だけが木霊した


拾った貝殻を耳に当てる いつかの君を 想い出す


潮風に乗る 君の笑顔 晴れ渡る空の 確かに刻まれてた時間


あの日見た君の涙 まだ憶えてる 隠す様に拭って


見上げた心臓の音 掻き消すほど ハッとした


行き交う波間 一人見つめてた 君のいない場所


夜の渚。静かな想い出に 帰ってく












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― 新着の感想 ―
[良い点] 切なくてとても綺麗な詩ですね。 素敵な作品をありがとうございました!
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