何の特徴もない第二王子の俺、激強超高身長の辺境伯令嬢に愛されたんだが

何が起こってるんだい

＿＿何が起こっている？

正直この状況を理解する知恵が足りていない。

いや、理解できる人なんて居るのか？

居たのなら尊敬する。

今はそう、学園の入学式だ。

校門をくぐった所。

目の前で3m程の女性が俺を見下ろしている。

そこはまぁ良しとしよう。なにも良くないが。

問題は彼女が放った言葉だ。

「ずっと好きでした。これからよろしくお願いします」

……よろしくって何が？

これから彼女＿ヴァキューランに救われてしまうとは今の俺は思ってもしなかった。