7.集落にて
お久です
「大丈夫だったのか?」
集落に戻ると、マーシャさんがそう聞いてきた。皆猪肉に夢中でこちらに注意を向けていない。
「ええ、実はカンナさんは同郷だったんですよ。先輩後輩の関係でした。クリエイト·変換 汗→塩 皆さん、塩付けないと美味しくないですよ」
ウォォォォォ!歓声が上がる。ククク、なんの塩かも知らないで。
「······、そうか、同郷だったのか、良かったな、カンナ、知り合いが見つかって」
集落の人達を悲しそうな目でみたマーシャさんは、そう言った。天涯孤独だとマーシャさんに話したのだろうか。
「ええ、良かったわ。ところでカインくん。あの塩は何処から?」
「汗です」
人の前では猫被るんだよなー
「え?もうい「汗です、あ、先輩のは出してませんよ。クリエイト·変換汗→塩 ほら」駄目ぇぇぇぇぇぇ!」
先輩の塩は後で美味しくいただきました。
「で、なんで明人君がこの世界にいるの?」
食事会が終わり、同郷の者同士で話があるからと、先輩の家にお邪魔させてもらった。家の中は意外に綺麗だった。アルルミア様とナギカも同席している。
「えー、休日にゴロゴロしてたらいきなり連れて来られました」
「明人さん!?ちゃんと了承得ましたよね!?」
「アルルミア様、この家壁薄いんだから声小さくしてください」
「う、分かりました。······カンナさん?でしたっけ。明人さんには、この世界が滅びかけているので救ってくださいときちんと説明したうえでここに来てもらってます。ちなみに、他にも何人かこの世界に送っています。···神様を連れているのは明人さんだけですけど。明人さん?明人さんが最後の候補者じゃなかったら大変な事になってたんですからね?」
「えー、アルルミア様が布団に入ってきて僕を誘惑するのが悪いんじゃないですかー」
「誘惑!?」「してません!」
「いやー、自分でもなんでアルルミア様を連れてきたのかわからないんですよねー。なんとなく連れて来ちゃいました」
「そんな理由!?」
その後少し事態は紛糾し、冷静でない会話が繰り広げられた。