生徒会室へ
生徒会室へ向かう。
そういえば、この学園に来てから2カ月くらいになるけど、生徒会について全く話しを聞かないなあ。
入学式の時は確か在校生の挨拶は3年の成績優秀者だったと思うし、未だに生徒会通信のようなプリントは配布されたこともないはず。
・・・そもそも、俺はこの学園の生徒会の仕組みすら知らない。中学のように選挙をしているんだろうか。
そんなことを考えている内に、生徒会室に着いた。
ドアの向こうからは放課後だというのに、何の音も聞こえてはこない。
意を決してノックする。
「はい。どうぞ。」
「失礼します。」
ドアを開けた俺の目に真っ先に映ったのは正面にいた、女生徒だった。
肩まで伸ばしている黒い髪、整った顔立ち、間違いなく美少女の類だ。
そんな彼女はノートパソコンを真剣な表情で見つめている。
彼女が俺の目に止まったのは正面にいたから、美少女だったからというのもあるが、もう1つある。
他には誰もいなかったから。
もしかすると、今日は活動のない日だったのか?
驚きにより少し固まっていると、
「あなた、何か用があるんでしょう?」
「ああ、はい。先程、金井さんに生徒会室へ行くよう言われたので来ました。あなたがお孫さんですか?」
「お爺ちゃんが?」
少し驚いた表情で彼女はようやく顔を上げた。
「ああ、あなたで最後か・・・」
訳の分からないことを呟くと、少し考え
「今日はもう帰っていいわ。明日また放課後・・・4時くらいに来て。」
「はあ、分かりました。失礼しました。」
帰っていいと言われたからさっさと帰ろう。状況もよく分かんないし。
そう思い、退室した。
明日・・・か。俺はどうなるんだろう。
改行多すぎる気がする。
字数も少ないなあ。うん。難しい。