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僕達は前を向いて生きていく。  作者: あさねこ
【1章】 異世界での成長録
73/216

22-03 【フィールドアタック】 Ⅲ

分割なのでこの話数ですが、最終話までは230近くあります(汗

それを分割して書いたり小話があったりですので。先が長いですね…

少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。


感想や修正の指摘有難う御座います。返信できなくてすみません。



―ヤスオ自室


 

 自室で一人ショートソードの手入れをしている。


 このやり方はアルスさんや親方から教えてもらった。魔法の【修繕】の様に耐久度が回復する訳じゃないが、敵を切り倒す以上血に濡れたり脂が付いたり、雨風に打たれる事で錆びたりもする。だからこそちゃんと手入れをしなければならない。


 僕は今までこのやり方すらわからなかったから本当に有難い技術を教えてもらった。僕が考えてた手入れ方法なんて、時代劇とかにあるあの白くて丸い何かをポンポンと打ち付けて紙で拭ってた位しか思い出せないから…あの白いのは何なのか、どうみてもサンドペーパーとかじゃないし…白い粉?? 


 今日の戦いではかなり剣を使った。その御蔭か剣に関するスキルを覚えられたのでとても身になったと思う。


 覚えたのはこの2種だ


―【小剣との親和】

―【武器の理解:下級】


 小剣との親和はショートソードやダガー系に限り、必要な力を一切無視できるという地味っぽいけどとんでもスキルだった。ダガーやショートソードに重い物なんてない、とか思うかもしれないけど、このスキルは正直重量云々とかじゃあない。


 ショートソードや短剣を持った時の【重み】を一切感じなくなるんだ。それと同時に手首に掛かる重量も感じなくなる。いつもながらどういう理屈なのかは知らないが、つまりこれは…手首を気にせずに剣を常に全力で振れるって事だ。

 攻撃する時は剣を振り抜いたり振り下ろしたり切り上げたりする。この時に手首を襲う衝撃ってのは馬鹿に出来ない、ちゃんと鍛えてないと手首がポッキリ折れる事だってあるし、そうじゃなくても縦横無尽に剣を振るタイプの僕にとっては僅かな剣の重みも振る速度を遅らせてしまう。


 それが一切なくなるのだから、凄まじいの一言だと思う。もう一つ嬉しいのが武器の理解…武器の使い方扱い方を深く理解できる様になるスキルだ。上手く用いる事で、攻撃時に消費する剣の耐久度減少を大幅に減らす事が出来る。


 今までは1回攻撃する度に耐久度を1消費していた、【蓮華】【三散華】と連続攻撃をすればそれだけ耐久度が減ってしまう。この覚えたスキルはまだ下級だけど、結構な確率で耐久度の減少を抑えてくれる様になったんだ。だから消耗による【修繕】の魔法の行使をある程度緩和できるようになった。


 【修繕】は一度使うと最大耐久度を削ってしまう難点があるからぎりぎりまで使いたくないしね…まぁ、今の僕なら親方の鍛冶場を借りて再精錬出来るのだけど……


「うし、剣の手入れ終わり、と。今日はかなり頑張ったなぁ。何度か危険な目にあったけど皆のお陰でどうにかなった…パーティのありがたさがよく分かるよ」


 初……という訳ではないがパーティでの戦闘はとても為になったと思う。まだまだお粗末な部分はあったし、肝心な時に動けなくてカノンに怒られたりもした。それでも、一人で戦ってた時に比べればとてもスムーズに戦闘が出来たと思う。


 何度か団長さんとフィル君を危険な目に合わせてしまったし、まだまだパーティでの経験が足りないのがよく分かる。僕も前衛じゃ指示とか上手く出来ないし。それにかまけてヴァイパーにぶっ飛ばされた時はかなり痛かった……とっさに防御魔法張れなかったら大怪我…で済んでればよかったレベルだったし。


 それにしてもやっぱりカノンとアリアちゃんは凄い、流石中級一歩手前だなぁ。すごく冷静だし辺りもしっかり見ているし。きっと頭もクリアになってるんだろうなぁ。アリアちゃんは戦闘時以外はかなりぼーっとしてるけど、あれは多分自信の現れなのかもしれない………多分。


 でもカノンのあの堂々とした戦い方やどんな時でも冷静さを表情を崩さないで氷のよう敵を見据える姿は格好良かった、あの自信にあやかりたいよ。


 問題はミキかぁ……あいつももう少し戦ってくれれば良いんだけど。

 カノンさ…カノンは相手にしてないけど、フィル君がなぁ……やっぱ悪事してる人間は嫌わるよな。特にあいつ全然反省してないからなぁ…地球にもあぁいう感じの奴結構居たよなぁ。


「あれ…? 悪事除いたら地球に居た頃の僕に似てね? あの性格の悪さ」


 何されても自分は悪くないとか、小説とかに読者様気分で見当違いなアドバイスしたりとか……いたたたた…痛い、とてつもなく痛い。あのままじゃまた悪い事しでかしそうだし、何とかしねぇと今度こそカノンにやられそう…ってかハウルさんに倒されそうな気がしてきた。頑張れ、超頑張れミキ。更生しないと未来がねぇぞ?


 後は……シーフ技能を僕が覚えられるかかな。もし覚えられたらかなり便利だ、ティルさんもシーフ技能がほしいって言ってたし頑張ってみようかな。


 ……僕って何処に向かってるんだろう……全部中途半端なのになぁ。 


「まぁ……それはおいおい考えよう。今回のパーティは上手くいったし、これを経験にしてもっと戦い方を覚えよう。次回はカノンが熊も視野にいれるって言ってたし、気合を入れないとな」


 何にせよ今回はかなり経験を得た、後はこれに慣れていくだけだ。今の自分に出来る最善を尽くそう、全てがうまくいく訳ないのだから、その中で一番安全を見つけるために。立ち止まっている暇はないのだから。




―22話終了…23話に続く




■リザルト

new【力】+1

new【小剣との親和】

new【武器の理解:下級】

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