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49 魔物vsアッシュ・ラシュ

ずいぶん間があいてしまいましたが、楽しんでいただけると幸いです。

「ふふふ。こちらからいこうか。」


サトゥが片手を上げると、後ろに控えていた魔物が10体、襲いかかってきた。アッシュが嬉しそうに魔物に向かっていき、斬り伏せる。ビアベア、シルバータイガー、タイガリス、ブラッドウルフ、ノワールウルフ。素早い動きで襲ってくるが、アッシュにとってはよい運動、といったところのようだ。5人に狙いをちりばめても、6体をアッシュが一瞬にして斬り伏せ、3体をラシュが水の矢の魔法、『アクアスピア』を放ち、1体をシグが投げナイフで倒した。


「へえ、さすがだね。」


一瞬にして倒れた魔物達を見て、目を見張ったサトゥ。しかし、すぐににこりと微笑むと、手をあげた。


「さあ、次はどうかな。さっきより強い子たちだよ。」


全長が10mあるような大きな蝮、大きな翼を広げた鷲、大きな牙を見せる虎、大きな三つ首の犬、大きなゴーレム、大きな荒れ狂った一角獣、大きな蜂、大きな蛾など、普通の魔物が全て大きくなったり、異形の姿になったり、としていたが全て荒れ狂った様子だ。


「おお!!強そうだな!!」


嬉しそうなアッシュを放って、ラシュは珍しい魔物に目を見開いた。


「へえ、グランドヴァイパーに、ジャイアントイーグル。ビッグサーベルタイガーに、ケルベロス、ゴーレム、クイーンビー、ミラージュパピヨンとは、大盤振る舞いだなぁ。っていうか、あの軍勢を支配しながらこいつらもってどんだけすげーんだよ!!シグ、おまえの兄ちゃんの知り合いは化け物か?!」


「そんなん、知らんわ!!サトー兄ちゃんとそんなに会ってるわけやないもん。」


思わずつっこんだラシュに、シグもつっこみ返す。


「とはいえ、強いのは強いですが、7体ならそこまで数も多くありませんねぇ。アッシュ、ラシュ、二人で片付けられるのではありませんか?」


「なんだ?サイカ。何企んでる。」


「いえいえ、あれだけ強い魔物です。普段セーブしているアッシュならちょうどよい相手になるのではないかと思いましてねぇ。」


「おう!!俺たちだけで十分だ!!」


サイカの言葉に、アッシュがさわやかな笑顔で答える。


「げっ!おまえ、何の根拠もなく返事すんな!くっそ、サイカ、これが狙いかっ!!」


「では、アッシュ、よろしく頼みますよ。我々は少し後ろから見ていますから。」


「ナイスやな、サイカ!ほな、うちらは待っとくわ!」


「二人で倒せるなんてすごいねぇ。しっかり応援するね!!」


シグもリーザレインも味方にならないとふんだラシュは杖を持ち直す。


「行くぜ、ラシュ!!」


「ったく、わかったよ。」


突撃していくアッシュの後ろから、ラシュは杖を掲げ、詠唱を始める。


「行くぜ!!」


アッシュが一番前にいたケルベロスに飛びかかる。ケルベロスの大きな牙に噛まれる前に、アッシュの大剣が閃くと、ケルベロスが音をたてて倒れた。アッシュは続けてゴーレムへと駆け寄る。


「おりゃあっ!!」


アッシュが斬るも、ガキンッという音と主に、ゴーレムにぶつかる。


「やっぱり、剣の強度が弱いよな。アッシュも援護するからもう一回やれ!『ウォーターボール!!』『オーバー ド ディスチャージ!!』」


ラシュがゴーレムに水の塊をぶつけ、続けてアッシュの大剣に電圧を流し込む。


「おっしゃあ!!」


アッシュが再びゴーレムに斬りかかる。さらに、


「『インパクト!!』」


ラシュが爆破の魔法をゴーレムに向けて放ち、ゴーレムが爆破した。


「げほげほっ!」


「アッシュ、大丈夫か!?」


「げほっ。大丈夫!問題ない!!次行くぞ!!」


爆風でげほげほ言っているアッシュだが、構わずにさっさと次へ向かうのは、ただただ戦いたいだけである。そんなアッシュへビッグサーベルタイガーが襲いかかる。


「負けるかっ!!」


アッシュはビッグサーベルタイガーの牙を前転してかわし、一閃してビッグサーベルタイガーを倒した。


「ふふふ、さすがはアッシュ。一撃ですねぇ。」


そんなアッシュの様子を後方からサイカたちがのほほんと見ている。その間にラシュが広範囲魔法の詠唱を終える。


「・・・座標固定、『インフェルノ エクスプロード』!!」


宙にたくさんの魔術陣が現れ、業火とともに爆発が起こる。飛んでいたジャイアントイーグル、ミラージパピヨン、クイーンビーが一瞬にして燃えさかり、木っ端みじんになる。


「ラシュ、ちょっと気合い入りすぎやん?」


上空で大きな炎と爆発が起こっている様子はさながら天変地異なのだが、それを起こしたラシュの気負いにシグが首をかしげていると、サイカが隣でふふふと笑う。


「ふふ、あの魔物使いに負けられないんでしょうねぇ。いいではないですか。」


「ラシュさんも、アッシュさんも本当にすごいねぇ。」


リーザものほほんと感心していた。


「うおお、ラシュ、すげー。残りはあと一匹だっ!!」


アッシュは残っていたグランドヴァイパーに斬りかかる。


「フシャーッ!!」


グランドヴァイパーが口から液体を吐き出した。


「うげっ!」


「『反射鏡ミ・ロ・ワール』」


アッシュに液体がかかる寸前に、ラシュの魔法が光り、アッシュの目の前に光の鏡が現れ、液体を反射させる。さすがにグランドヴァイパーには効かなかったが、地面はシューシューと音を立てて溶けていた。


「げー、毒吐いてきたのかよ。ラシュ、ありがとなー。」


「危なかったな。援護は任せろ。『オーバー ド フリーズ』」


「おうっ!」


アッシュはグランドヴァイパーの毒液攻撃を避けながら確実に近寄り、ラシュに付与してもらった大剣をブンッと振るう。グランドヴァイパーが二つに裂かれ、凍り付けにされていった。


【設定49】

グランドヴァイパー 全長が10mあるような大きな蝮。

           普通の冒険者では倒せない。むしろ騎士団一大隊必要。

           すばやく相手を締め付け、毒液で殺す。


ジャイアントイーグル 大きな鷲。するどいくちばしとかぎ爪が武器。

            上空から攻撃されると手も足も出ないのが普通。


ビッグサーベルタイガー 大きな牙が武器の大柄な虎。人は餌として食べる。

            素早さと強靱な足、そして爪も武器。


ケルベロス 三首の大型の犬系魔物。速さはないが、三首あるのでうるさい。

      大きな爪、大きな牙が武器。


ゴーレム 機械式魔物。どうやって作られているから不明。原動力は魔力。

     機械系の他に石や木でできたゴーレムもある。とりあえずでかい。


クイーンビ― 女王蜂の大きな魔物。お尻の針が武器。


ミラージュパピヨン 大きな蛾の魔物。鱗粉をまき散らし、状態異常にさせる。

           体当たりなどされることもある。

           上空から攻撃されると手も足もでないのが普通。

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