ヒトノアジ
ごめんなさい
目が覚めると飛行機の破片と死体の山だった……‥……‥。
鼻を突く様な強い匂い、ガソリンと死体の匂いだ……‥。
そうだ!彼女を見つけないと!
俺は潰れた足を引き摺りながら彼女を探した……‥。
周りには体の一部や、臓器が飛び散っていた。
彼女も死んでるんじゃないかと思いながらも希望は決して捨てなかった。
でも……‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥
彼女は腕だけだった、昨日渡した指輪が光っている。
あぁなんて酷い仕打ちだ、神様が居るなら同じ目に逢わせてやる!せめて彼女を忘れてしまわない様に彼女の物を何か持って置きたい……‥指輪は彼女の家族に渡すつもりだ、その方が彼女も喜ぶだろう。でも俺はどうしたらいい?彼女を忘れてしまうのは怖い……‥
それだけは嫌だ……‥彼女は俺の一部なんだ……‥彼女は……‥一部,……‥……‥そうだ、彼女と俺は一生一緒なんだ……‥……‥……‥……‥だったら本当に一つになればいい……‥……‥……‥……‥あぁ美味しい