エピローグ:アルロデナ
歴史の彼方に埋もれた2000年以上も前の出来事である。
王歴5年の晩秋。アーティガンド中央部において行われた天冥会戦によって対峙した両者。アルロデナ、そしてアーティガンドの王族並びに勇者は何れも戦死。
だが、その後もアルロデナの前進は止まらず、十日を待たずにアーティガンドの首都を占領し、“東征”と呼ばれた大争覇戦争に終決を打つ。
その後、アルロデナは大陸に千年の歴史を刻む。
初代宰相プエル・シンフォルアは辣腕を発揮し、国の礎を築くことに成功。継承者戦争などの内戦を乗り越え、戦のない平和な時代を築くことに成功したのは、アルロデナ千年の歴史の中においても特筆されるべきものだった。
継承者戦争を乗り越え、名実共に国の頂点に君臨しても尚、彼女は終生アルロデナの玉座に座ろうとはしなかった。
「この席に座る資格があるのは、ただ御一方」
理由は彼女の残したこの言葉が物語っている。
喪服に似た黒の宰相衣で、重大な国策を決定する際には玉座に向いて片膝を突き、一家臣としての地位を保った彼女の姿勢は軍権を握っていた当時の戦士達へ配慮したものであるにせよ、清廉潔白にして公明正大という評判を勝ち得るに至る。
彼女が宰相位を譲ったのは、アルロデナ歴の47年。実に32年もの間、国の創業の基盤を整えた後の引退であった。
妖精族の才媛と名高かったシュナリア・フォルニが、アルロデナの2代目宰相位を受け継ぐ。建設と復興の熱は未踏破領域への開発の熱意として未だに国中を覆っており、凡そ25年間を内治の充実と開発の熱狂の内に過ごす。
アルロデナ歴72年。新たな宰相位に昇ったのは、高名な冒険者にして都市の経営にも造詣の深いセレナ・ファガルミア。宰相位に就いた時には既に夫は亡くなっていたが、その才能をいかんなく発揮し、様々な法律の整備と冷めつつある開発熱の代わりとして公共設備の整備に力を注ぐ。
アルロデナ歴105年まで実に33年間宰相を勤め上げ、大陸統治を盤石なものとすることに成功。この約100年間をもって、アルロデナの支配は不動のものとなった。
彼女らの功績を讃えて、この100年を“歴史”では『女帝の世紀』と呼ぶ。
遥かな昔に戦乱と建国の熱狂の中を駆け抜けた一人の王。
中世の暗黒の300年を経て、現代まで凡そ700年。
その王の名は逸失し、肖像画すら残っていない。
だが、昨今なされた世紀の大発見。
大歴史家ギ・ドー・ブルガの“歴史”の原本が発見されるに至って、少数民族の物語に謳われる『名も無き王』が、実在の人物であることが証明された。
この時代がどのような時代であったのか、神話の闇に包まれた年代が、いま少しで歴史の光に充てられる。それをどう見るか、どう読み解くかはそれぞれの歴史家の仕事である。
だが、彼らがどのような人々であったのかは、この一文を以て表現できるだろう。
“我らは誰にも穿ちえぬ碑文を打ち立てた。あの龍達が住まう山岳よりも高く、神々が作りし給う神鉄よりも尚価値のある、そのような碑文を。
ああ、後の世の人々よ。我らの子孫達よ。いつかお前達がアレンシアの王廟に詣でたならば、伝えておくれ。我らの御旗は世界の果てに届いたのだと。
ああ、王よ。王よ。我らの王。
偉大なる王よ。
かの地に眠りし、我らの王。
偉大なりし──の王よ”
一部欠損し、読み取れない部分があるものの、誇り高さと純朴な人柄を窺わせる名文であろう。ギ・ドー・ブルガは、当時アルロデナの王に仕えていた記述が各所にある。届かぬ思いを謳った恋文にも似た純朴で痛切な語調は、彼らの敬愛と真心の賜物だろう。
今はもう歴史の彼方に消え去ってしまったアルロデナ。
永遠なりし千年の都レヴェア・スーの発掘は、昨年始まったばかりだ。
誇りを胸に生きた彼らの生涯がどのようなものであったのか、それは“歴史”を手に取って各々で感じてもらいたい。彼らに魅せられ、各地を飛び回った私の祖父母のように。
──歴史家イブン・アントニー・レントゥータ著『ギ・ドー・ブルガ著“歴史”に魅せられて』
◇◇◇◇
その後の彼ら(アルロデナ歴における生没年)
ギ・ガー・ラークス( ~46年)
アランサインを率いた騎馬将軍。大陸制覇を成し遂げたアルロデナの筆頭将軍。継承者戦争において勝者となるも、その後は引退を表明し表舞台から姿を消す。
ギ・グー・ベルベナ( ~21年)
フェルドゥークを率いたアルロデナの四将軍。継承者戦争において戦死。その死は多くの戦士達に悼まれた。
ギ・ゴー・アマツキ(不明)
天冥会戦の後、出奔。放浪の大剣士として大陸を流離う。
ギ・ザー・ザークエンド( ~5年)
天冥会戦にて戦死。
ギ・ギー・オルド( ~42年)
天冥会戦後、軍事から身を引き、自身の領地を拝領し、その地で隠遁。だが、継承者戦争においてアルロデナ正規軍として参加。武勲を上げる。
ギ・ジー・アルシル( ~43年)
天冥会戦後もアルロデナの諜報を担う一将軍として活躍。未踏領域への遠征など、女帝の世紀におけるアルロデナの躍進は彼の齎した情報によるところが多い。
ギ・ズー・ルオ( ~45年)
天冥会戦後、軍を離れ、故郷にて領地の経営に当たる。継承者戦争にも参加せず、余生は静かに暮らした。
ギ・ヂー・ユーブ( ~71年)
天冥会戦後、4将軍と並ぶ将軍位を与えられる。継承者戦争ではアルロデナ正規軍を率いて武勲を上げる。その後もギ・ガー・ラークスの補佐を勤め、ギ・ガー・ラークス亡き後はアルロデナの支柱として国の盾となった。
ギ・ドー・ブルガ( ~66年)
“歴史”の叙述により歴史家としての評価が定まっているが、アルロデナの中では軍の指揮者としても中々の才覚を発揮していたと思われる。“歴史”の他に恋する心情を綴った“花歌”などがある。妖精族の姫に贈ったものとされており、誰に贈ったのかは今も研究対象である。
ギ・ビー( ~21年)
継承者戦争にて戦死。
ギ・ブー・ラクタ(~71年)
大財閥ラクタ家の祖と言われている。牧畜と農業の祖であり、子孫の名前には事欠かない。
ギ・ベー・スレイ( ~21年)
継承者戦争にて戦死。
ギ・アー( ~67年)
アルロデナの誇る冒険家。遠征者ギ・イーと共に大陸の外側地理を解明し、世界地図作製に貢献。
ギ・イー( ~56年)
冒険家ギ・アーと共に世界各地にその足跡を残す。彼が語り、ギ・ウーが記述した“諸島博物辞典”は、古代における冒険者達のバイブルとなった。
ギ・ウー( ~72年)
ギ・アー、ギ・イーと共に世界を巡る。“諸島博物辞典”と“冒険者の為の書”は当時のベストセラーであった。
ラ・ギルミ・フィシガ( ~55年)
天冥会戦後、ナーサ姫と結婚。正式にガンラ氏族を継承し、ゴルドバ・ガイドガ・パラドゥア・ガンラの諸族を纏める総族長の地位に就く。因みにナーサ姫との間には5男3女を儲けた。
ラ・ナーサ( ~46年)
ラ・ギルミ・フィシガとの間に5男3女を授かり、幸せな結婚生活を送る。
ル・ロウ( ~70年)
ギルミ亡き後のガンラ氏族の族長。長く氏族の繁栄に寄与した。
アルハリハ( ~6年)
天冥会戦を見届けると、王の後を追うように急死。諸族並びに戦士達からも惜しまれた大族長であった。
ハールー( ~39年)
アランサインの副長にして、パラドゥア氏族の大族長。アッラシッドと共にパラドゥア氏族を良く纏めた。
アッラシッド( ~36年)
アルハリハ亡き後のパラドゥア氏族長老。ハールーと共にパラドゥア氏族を良く纏めた。
ラーシュカ( ~5年)
ヘルムズ渓谷にて戦死。
ダーシュカ( ~5年)
ラーシュカと共に戦死。
クザン( ~19年)
4氏族ゴルドバの族長。天冥会戦後は領地に戻り、己の氏族の繁栄に寄与した。
ギーサン(不明)
ガルム・スーの警備主任。生没年は不明だが、警備隊長ユザとの友情は終生続いたらしい。
◇◇◇◇
プエル・シンフォルア( ~48年)
宰相位を退くと急死。アルロデナ千年の礎を築いた女傑。彼女こそアルロデナの生みの親であると豪語する歴史家も居る。
リィリィ・オルレーア( ~49年)
ゲルミオン州区北部自治都市の総督を務めた後、貴族としての責務を全うする。彼女の領地は観光と貿易の街として栄えることになる。尚、女性が男役を演じる“花形歌劇”は彼女の領地が発祥であり、一部の女性の間では熱狂的な人気があったらしい。
ヨーシュ・ファガルミア( ~68年)
英雄色を好むの代名詞的人物。アルロデナの躍進を支えたのは間違いなく内治における彼の功績であった。その生涯で流した浮名は数知れず、一説によれば愛人の数は両手両足の指では数えられない程であったとか。尚、愛する姉との関係がその後どうなったのかは本人のみぞ知るところである。
シュメア( ~45年)
辺境将軍というより、ヨーシュ・ファガルミアの姉として有名な人物。一時期子供を産む為に職責を返上していたが、双子を出産すると公務に復帰。辺境においての人気は、当時の宰相や将軍達にすら勝るとも劣らないものであった。
エルバータ・ノイエン( ~30年)
アルロデナ王国エルレーン州総督。大争覇戦争及び継承者戦争において、荒れた国土を復興させた名官吏。
リシャン・ノイエン( ~56年)
フェルビーを尻に敷きながら幸せな結婚生活を送る。
ユザ( ~63年)
ガルム・スーでは、老齢になった彼に大争覇時戦争や継承者戦争当時のことを聞きにくる若者が列をなしたという。
ユースティア(不明)
ギ・ゴー・アマツキと共に旅に出るが、3年後に故郷に帰り出産。アマツキ流宗家として、その家系は今も尚、剣術史に不朽の名を留めている。
セレナ・ファガルミア( ~131年)
第3代アルロデナ宰相。平和と安定を志し、アルロデナ千年の礎を築いた女帝の一人。ヨーシュ・ファガルミアの愛人の一人。
メリシア( ~48年)
ヨーシュ・ファガルミアの愛人の一人。娼館の保護者にして、資産家としてその名を歴史に刻む。
ミール・ドラ(不明)
レシアの護衛として、また幾多の孤児院の経営者としてその名を遺す。
シュナリア・フォルニ( ~112年)
第2代アルロデナ宰相。アルロデナ千年の礎を築いた女帝の一人。アルロデナの創業の中で最も建設的熱気に溢れた時代の宰相であり、その発言には自信と勢いの窺えるものが多い。また、密かに愛人が居たとの噂もあったが、公式には結婚しなかった。
フェルビー( ~110年)
沢山の子孫に囲まれて幸せな生涯を送る。アマツキ流剣術に対抗してシルフ流戦闘術を起こすが、アマツキ流の方が人気が高かったようである。
バールイ( ~58年)
レヴェア・スーの建設責任者。王城の完成を見届け、死去。
フィーニー( ~49年)
冒険者として大成。富と名声を得た後は、自らの一族の繁栄に努める。
ユアン・エルファーラン(不明)
天冥会戦を生き延びた後、消息不明。一説によればギ・ゴー・アマツキとの再戦を誓い、放浪の旅に出たとされる。
アリエノール(不明)
天冥会戦後、消息不明。
ミラ・ヴィ・バーネン( ~48年)
アルロデナ歴9年に情勢の安定化を見極め、教皇位を返上。ヴィラン・ド・ズールの妻の地位に収まると、3男2女を出産。その後は枢密卿として国の発展に寄与。後に彼女が生んだ長男がブラディニアの教皇となる。
ヴィラン・ド・ズール( ~48年)
幼馴染で初恋の人を見事射止めた、稀代の名軍師。後に彼の子孫はブラディニアの教皇位を授かるが、家庭では妻の尻に敷かれる一般的な夫であったようだ。
ソフィア(不明)
数多くの孤児院を経営した篤志家。代々の宰相と深い繋がりがあり、彼女の孤児院からは優秀な官僚が数多く輩出されるなど、アルロデナを支える原動力となった。
レオニス・ヴェルディオ( ~81年)
レオンハートの盟主にして尊き血を繋ぐ少年であったが、天冥会戦後、拠点をアルロデナ及びその外縁たる諸島に設け、勢力を拡大。レオンハートの最盛期を築く。
ザウローシュ(~58年)
天冥会戦後、アランサインの副長の座を返上。レオンハートの副盟主に本腰を入れ、レオニスと共にレオンハートの最盛期を築く。
ヴィネ・アーシュレイ(不明)
レヴェア・スー暗黒街の主。その座を10年間守り通した後、忽然と姿を消す。神出鬼没であり、当時のレヴェア・スーでは、いつか再び現れるのではないかと怪談の一種にもなったらしい。
ベルク・アルセン・ロイオーン(不明)
ヴィネが失踪したのと前後して姿を消す。一説には仇たるノームの剣舞士と戦う為に再び旅に出たのだそうな。
ルー(~69年)
ヴィネの失踪後、盟主代理の地位に就く。途方に暮れるレッドムーンを纏め上げ、暗黒街の支配を固めた。
シュレイ(~59年)
ヴィネの失踪後、ルーと共にレッドムーンを纏め上げ、暗黒街の支配に貢献する。
金剛力のワイアード(~27年)
天冥会戦から10年後、年齢による衰えを感じ、飛燕の血盟の裏方へと回る。晩年は静かに過ごし、孫に囲まれて大往生を遂げる。
バラッド・アガルムア(~10年)
アルロデナに取り込まれた後、その力を尽くして家名の存続に尽くす。
シャルネイ・クシュノーア(~32年)
天冥会戦における国への貢献が評価され、クシュノーア家は再び経済界に返り咲く。
ファル・ラムファド(~31年)
ザウローシュの脱退後、アランサインの副長として辣腕を振るう。継承者戦争においても一貫してギ・ガー・ラークスを支持し、その勝利の原動力となった。31年に病死。
メラン・ル・クード(~35年)
リリノイエ家の復興を見届け、その生涯を終える。遺言による、彼の墓はファルと共にブランシェ・リリノイエの両隣に建てられた。
アルテーシア
冥府と現世、二つの世界を統べる大神。女神として両世界を安定に導くが、彼女の加護を得る者は居なくなってしまった。
ゼノビア
徐々に消滅していく信徒達との絆を繋ぎながら、世界を温かく見守っている。
真の黒・戦神
天冥会戦にて力を失う。冥府において魂だけの存在となる。
双頭の蛇
冥府において魂だけの存在となる。
土喰らう巨蛇
巨人達と決着を付けるべく、天冥会戦と前後して決戦に臨む。眠りより目覚めた古き巨人の戦士達の悉くを打ち滅ぼすも、自身も力を失い、冥府にて魂だけの存在となる。
翼なき空蛇
宿敵の居なくなった空を、気の向くままに飛ぶ。
リューリュナ
天冥会戦にて力を失う。その魂は冥府に囚われ、最早彼女の腕は運命を操れなくなった。
アティブ
天冥会戦にて勇者に憑依し、人間の世界を築こうとするが失敗。その魂は冥府に囚われ、アルテーシアの監視下にある。
ハス(不明)
天冥会戦の結果も知らず、森を彷徨い続けた結果、強大な人狼へと進化を遂げる。暇に飽かせて森に帰って来たシンシアと激しい戦いを繰り広げ、大鬼すら裸足で逃げ出す猛威を振るう。
シンシア(不明)
天冥会戦後、森にて一族の女王となり、灰色狼の勢力をこれまでになく拡大させる。その勢力拡大に終止符を打ったのが人狼となったハスである。2匹のぶつかり合いは、湖を干上がらせ、森を焼くと称され、西方大森林の生ける災厄と恐れられた。
ガストラ(不明)
レシアと共に生きることを決め、各地で子孫繁栄に貢献する。
ブイ(~56年)
継承者戦争を無事に生き延び、オークの繁栄の礎を築く。彼なくして後のオークなしと言われる程の功績を残し、アルロデナ千年の歴史にその名を残す。
◇◆◇◆
そして──。
「行かれるのですか?」
黒衣の宰相たるプエルが問いかけるのは、青い髪を風になびかせた女性である。
「ええ」
「そうですか……どちらに?」
「そうですね……。先ずは西方に」
「成程。では、ヨーシュに使いを出しておきましょう。何事にも便宜を図ってくれる筈です。ああ、ですがお気を付けを。あの男、最近愛人を囲うのが趣味なようなので」
くすりと笑う、嘗て聖女と呼ばれた娘。
「大丈夫です。もしそんなことをしたら、あの人が黙っていませんよと脅してあげます」
「それは効果覿面でしょうね」
互いに柔らかく笑い合い、女達は別れの言葉を口にする。
「では、行きます」
「どうしても行かれるのですね」
「ええ。折角あの人がくれた命と自由です。望むままに前に進みます」
悲しみは、理由を与えてくれる。
それを癒す為に。それと決別する為に。
人に前に進む理由を、与えてくれる。
「貴女は強いですね。レシア殿」
「いいえ。本当は、今もどこかであの人に会えるんじゃないかって、そんな風に思ってしまって……」
そんな筈ないのにね、と寂しそうに笑うレシアに、プエルは掛ける言葉を持たない。
「では、旅人に──」
プエルは表情を改め、笑顔を作る。旅立ちの門出に涙は不吉だ。
「貴方の旅先に、幸運を」
「其方の行き先に、祝福を──」
◇◆◇◆
レシア(~38)
癒しの女神の聖女の名を冠したフェル・ジールを返上。その生涯を旅に費やす。旅先で詩を謳い、人々の傷を癒し、物語を聞かせた。旅先で倒れた彼女の葬儀には大陸中から弔問の使者が訪れ、アルロデナで初の国葬となった。
その生涯で救った人は数え切れぬ程であり、アルロデナの歴史の中にも不世出の聖女として記される。そんな彼女に求婚した男は星の数ほど居たが、生涯結婚せず、その神秘性と人柄で大陸で最も愛された女性と讃えられる。
ご愛読ありがとうございました。今後は、後日談やその後の歴史をたどる形でエピソードを上げることがあるかもしれません。しかし、本編は完結とさせていただきます。
4年の長きに渡り連載を支えてくださったのは、読者の皆様の温かい感想や評価コメントなどでした。もちろんレビューも。
では、言葉に尽くせぬ思いはありますが、これにてゴブリンの王国完結となります。
ありがとうございました。
ゴブリンの王国外伝を連載中です。
ゴブリンの王なき世界を覗いてみたい方がいましたら、どうぞご覧ください。




