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ゴブリンの王国  作者: 春野隠者
群雄時代
215/371

聖騎士ゴーウェン・ラニード《地図あり》

10/28挿絵挿入

 下段から振り上げるゴーウェンの長剣が、ギ・ゴーの振り下ろす曲刀とぶつかり合い、火花を散らす。

「くっ!」

「ぬぅっ!?」

 弾かれた双方の剣は、それが当然の帰結だとでも言うかのように最短の軌道を描いて再びぶつかり合う。必殺の気魄と己の矜持を賭けた応酬は、余人の立ち入る隙を与えず、鋼の奏でる音が部屋中に鳴り響く。

 鍔迫り合いに持ち込んだと見えた瞬間、ゴーウェンの痩躯が後ろへ下がる。力の均衡を一気に崩され、だがそれでも視線をゴーウェンから外さないギ・ゴー。結果として、それがギ・ゴーの命を救った。

 下がり際にギ・ゴーから距離を取る為、蹴りを放つ。ギ・ゴーとゴーウェンの体が僅かに浮いた瞬間、老騎士の片腕が熟練の正確さで閃く。

 蹴りを放つと同時に首を刈る一撃が奔ったのだ。ゴーウェンの長剣の一撃から逃れる為、蹴りの衝撃を利用してギ・ゴーは距離を取る。

 衝撃に見舞われた時、普通は耐えてしまいたくなるものなのだ。況して相手は百戦錬磨の騎士であるゴーウェン。一瞬でも目を離せば忽ち命の掻き消える勝負の最中にである。だが、ギ・ゴーは咄嗟の判断で衝撃の勢いを利用し、ゴーウェンとの間を空けた。

 自ら跳んだことによって負傷も殆ど無いギ・ゴーは、デューク級の筋力を総動員して着地と同時に再び剣の間合いを詰める。無理な態勢で蹴りを放ち、剣を振るったゴーウェンは、人間ではまず有り得ない異常な動きに僅かに驚愕し、防御に回わらざるを得なかった。

 ギ・ゴーは己の間合いに入ると同時、脇構えにした曲刀をゴーウェンの胴に向かって振り切る。半身を向けるようにして態勢を崩していたゴーウェンに対して、背中から一刀両断に胴を断ち切る一撃。

 だがゴーウェンは瞬きの間に、ギ・ゴーに背中を向けるように右足を軸にして回転。

「ぬ!?」

 驚愕はしたものの決定的な隙には違いないと判断し、ギ・ゴーはそのまま曲刀を振るう。

 再び鋼のぶつかる音と共に火花が散る。見ればギ・ゴーの一撃は、体を回転するようにして剣を合わせたゴーウェンにより受け流され、剣の軌道をずらされていた。

 崩れた態勢からでは無理に剣を戻してもギ・ゴーの剣戟を受け止められないと判断したゴーウェンが、曲刀の勢いを利用して崩れていた態勢を立て直す。恐るべきは一瞬でも敵に背を見せるという危険を冒す勇気と、それを実現させるゴーウェンの剣の技量。

 純粋な剣術なら、或いはゲルミオン王国で1、2位を争うであろう卓越した技量の上に成り立つ超人的な受けの技だった。

「っ!」

 弾かれた剣を引き戻すと、再びギ・ゴーは攻勢に出る。

 冷静に彼我の戦力を比べてみれば、ギ・ゴーが明らかに勝っているのは体力だ。ゴーウェンが受けに回るのは、少ない体力を温存し傷を負わない為だと考えられる。

 ならば攻め続けるのみ。

 だが、そうは言っても、熟達した剣士たるゴーウェンの武錬の結界は生半に破れるものではなかった。一手間違えば、直ちにゴーウェンの長剣がギ・ゴーの命を奪い去るであろう。その未来が何よりも雄弁な形をとって、目の前に立ち塞がっている。

 まるで千尋の谷に架けられた一本の綱を渡るかのような攻防の中に、それでもギ・ゴーは足を踏み出す。

「グルゥォゴオオオ!!」

 裂帛の気合と共に、瞬速の突き。

 間合いを食い破る脅威の踏み込みと同時に、避け難い体の中心を狙った一撃は並みの鎧など貫き通す威力と速度があった筈だが、下段から擦り上げられる長剣と火花を上げて交差する。

 だが、ギ・ゴーもそれは織り込み済み。剣の間合いの中にも、遠距離と近距離が存在する。達人になればなる程、間合いの深さや測り方に熟達してくるものだ。

 僅かな戦いの中でもギ・ゴーは悟らざるを得なかった。遠距離では勝てないと。剣神の加護を受け、人間よりも優れた身体を持ち、剣のみに狂ったギ・ゴーをして尚、勝てないと思わせる技術。

 嫉妬とも羨望ともつかない感情を抱えて、ギ・ゴーは危険を承知で間合いを潰しに掛かる。

 体ごとぶつかるような突きを放つギ・ゴーの横をゴーウェンがすり抜けざまに一閃。ゴーウェンは極限の集中力と洞察力でギ・ゴーの動作を見抜いていた。突きを繰り出したギ・ゴーの一撃を迎え撃つ形になったゴーウェンが、体を入れ替えるようにして後頭部を薙ぐ。

「ぐっ!」

 突き出した刃を寸での所で引き戻し、体を入れ替えるゴーウェンに向かって振るうギ・ゴー。

 二つの刃が再び衝突し、その衝撃で二人は距離を取る。

 ゴーウェンは細く息を吐き出して息を整える。

「やはり、強い」

 呟いたギ・ゴーは僅かに頬を歪める。頬に奔る線のような熱さから、僅かに斬られたのだと悟った。

 剣神の加護を受けたギ・ゴーは間違いなくゴブリン一の剣の使い手である。デューク級にまでなったその体力は人間の比ではなく、膂力は人間の頭など軽く握り潰してしまえる。またその脚力は、凡そ人間の考えられる限界を超えた地点にある。

 そのギ・ゴーをして互角以上の剣戟で渡り合ってみせるのは、ゴーウェンの卓越した剣技と磨きに磨いた研鑽の賜物である。

 ゴーウェンに剣神の加護は無く、他の神々の恩寵を受けているわけでもない。

 ただ独り、辿り着いたその境地。

 一人の人間が、その生涯を以って磨き上げた武の結晶。それこそが鉄腕の騎士ゴーウェン・ラニードなのである。


◇◇◆


 吐き出す息は、あくまで細く。

 体に染み付いた熟練の動きに合わせて繰り出す一撃の応酬は、互いに決定的な一撃を加えることが出来ないままに、30合を数えた。

 ほんの僅かに間合いを詰め、ゴーウェンは体の調子を確認する。

 ゴーウェンは既に体力の絶頂期を過ぎている。20代、30代の頃は息切れ一つ無く動けていた体が、年齢を重ねると共に疲労が溜まり易くなっている。まるで手入れのされていない蝶番のように身体の節々は悲鳴を上げ、力は年毎に落ちていく。

 そして、あのゴブリンの王との戦いで負った傷は未だにゴーウェンの体力を奪い続けていた。包帯を重ねた傷の奥から流れ出る血は命そのもの。極限の集中力と共に痛みを忘れていられるのがせめてもの救いだと、心の中で自嘲する。

 体力のあった頃に戻れたら目の前のゴブリンを倒せるかと自問して、ゴーウェンは否定する。例え体力が有り余っていようとも、目の前の剣士に勝つことは容易ではない。先程の攻防で既に結論は出ていた。

 人は時間と共に老いる。

 それは避けようの無い時の神(ジュラナ)の恩恵であり、忌むべき呪いだ。

 体力を失い、知己を失い、守るべきものは増えていった。

 荒々しかった撃剣の術は円熟味を加え、無駄の多かった動きは精緻なものへと磨き上げられた。間合いの詰め方一つにしても、振るう剣筋の鋭さにしても、それ以上であった。呼吸の吐き方、歩みを進める足使い。それら全てをゴーウェンは年齢と共に積み上げてきたのだ。

 領主として得た地位、領地、名声。

 その全てが、今やほんの瞬きの間に崩れ去ろうとしている。

 それに相応しくあろうと己を鍛え上げたゴーウェンは、避けられぬ死を前に今、唯独りの騎士に戻っていた。

 下段に構えた切っ先が、ゆっくりと確実に中段にまで引き上げられる。

 守勢の剣を得意とする領主ではなく、達人の域に至りつつある武人として、ゴーウェンが初めて攻めに転ずる。

 全身を脱力させ、相手の全体を見るとも無く見る。

 曲刀を脇に構える大きなゴブリンの姿。本来であれば隙など見い出せる筈も無い、その威圧感溢れる姿に見える針の先のような僅かな隙。

 瞬間、ゴーウェンは突きに行った。まるで空気の隙間を縫うように踏み出す右足。足から伝わった力は殆ど抵抗さえなく、膝から腰へ、そして背中から腕を通じて、渾身の刺突へと変化する。

 その瞬間、ギ・ゴーはゴーウェンの姿が掻き消えたのかと錯覚した。予備動作さえ殆ど無いあまりにも正確で、あまりにも自然な動き。まるであるべきものが、当然のごとく結実するかのような恐るべき刺突。

 僅かに走った痛みさえ表情から消し去り、繰り出した一撃は完全にギ・ゴーの命を捉えていた。

 ギ・ゴーがその命を繋いだのは、ゴーウェンの眼を見ていたからだった。渾身の一撃を放とうとした瞬間、ゴーウェンは表情さえも消し去ったが、目の奥に燃え上がる闘志の炎だけは消しきれなかった。

 燃え上がるそれを認めた刹那、ギ・ゴーの内なる剣神が悲鳴のような警告を発する。拙いと思う間も無く、倒れ込むように回避。そのすぐ後に首筋に疾る熱。

 痛みを覚える間も無く、咄嗟に曲刀を振る。

 だが、ゴーウェンの攻勢はそれで終わりではなかった。まるで今まで守勢に回っていたのが何かの間違いであったかのように、引き戻した長剣がギ・ゴーの剣を叩き落とし、その位置から再び体の中心を狙った突きへと変化する。

 後ろへ飛び退くギ・ゴー。しかしゴーウェンの突きは止まらない。一撃が終わり、再び距離を詰められる。ギ・ゴーが跳躍し空中にいる間に、再び踏み込み。

 恐ろしい程の洞察力で敵の避ける方向、その手段までも正確に読み切るゴーウェンの攻撃は、未来予知に近いものがあった。

 ゴーウェンの突きを払うように避けたギ・ゴーに向けて、剣を払われた方向から瞬時に同じ軌道を通って長剣が戻ってくる。

 ギ・ゴーの腕を切り裂く一撃。血が飛び散った。


◇◆◆


 ギ・ゴー・アマツキとゴーウェンの戦いを見守っていたラーシュカとギ・ズー・ルオは、部屋の隅で唸り声を上げていた。

 ギ・ズーはギ・ゴーの苦戦の様子に心を痛めて。そしてラーシュカは、己が戦えないことを無念に思って。

「くそぅ、譲るんじゃなかったぜ」

 腕を組んで、苛々した様子を隠そうともしないラーシュカ。

「……本当に、人間か?」

 今まで倒してきた人間とのあまりの違いに、ギ・ズーは我知らず呟いていた。

 死を前にして、己の持つ力の全てを開花させつつあるゴーウェンの姿は、戦に慣れたゴブリン達をして、凄まじく鮮烈に映ったのだ。

「ここは助太刀すべきでは……」

 ギ・ズーが思わず吐いた弱気な台詞を聞き取ったラーシュカが、嘲りの表情を浮かべて笑う。

「良いぞ。まるで臆病な人間の台詞だ」

「何だと!?」

「そんなことをしてみろ。駆け寄った瞬間、あのギ・ゴーとかいうゴブリンに切り殺されるぞ」

 途端に食って掛かるギ・ズーだったが、ラーシュカの言葉に反論出来ず、ギ・ゴーを見る。先程から続く苦戦で、ギ・ゴーの体は自身の流した血で濡れている。激しい動きによる熱は、その血を蒸発させようとしていた。

 壮絶という言葉をギ・ズーが知っていれば、まさにこのことだと思っただろう。

 ギ・ズーが見ても幾度も危険な場面はあった。

 だが、ギ・ゴーの口元に浮かぶのは剣に魅入られ、熱に浮かされたような狂気染みた笑みだ。ただひたすらに、より高い次元の剣技を求める探求者。愚直とも言える剣での素振り、死を望んでいるのかと思わせる程に強者に挑む姿勢、種族は違えど、彼らの目指した物は唯一つ。

 未だ誰も見たことのない、剣技の極致という至高の領域。

 洞察の力で先読みをするゴーウェンに、ギ・ゴーは己の利点を最大限活用する。多少の傷では己は死なない。傷を負うのを覚悟でギ・ゴーは前に出る。肉を切られても、相手の骨を断ち切るという覚悟でゴーウェンと斬り合いを繰り広げる。

「何だ? 未だ決着がつかないのか」

 死闘を演じる1匹と1人の部屋に入ってきたのはギ・ザー・ザークエンド。祭祀(ドルイド)を率いて人間の軍を追撃していた筈のゴブリンだった。

「あの激しい戦いを見て、よくそんなことが言えるな?」

 鼻を鳴らすラーシュカに、ギ・ザーは無表情で応える。

「何故さっさと全員で嬲り殺さない? 奴の首を城門に掲げねば無駄な犠牲が出る。貴様らの我が侭に付き合う程、我らに余裕は無いのだぞ」

「……あの戦いに入っていくなど、逆にギ・ゴー殿を危機に晒すことになりかねません」

 ぐっと感情を抑えたギ・ズーの意見を、ギ・ザーは鼻で笑う

「ならば、俺の風で奴らを切り裂く」

 杖を構えるギ・ザー。その気配を察したギ・ゴーの烈火の如き怒声が響く。

「この勝負は誰にも渡すつもりはないッ! 邪魔をしてみろ! 誰であろうと叩き斬る! この男は俺が必ず倒す!」

「それでは遅い。城下は占領しつつあるが、未だに頑強な抵抗を続ける者達もいる。その人間の首を掲げて奴らの戦意を奪う」

 感情の無いギ・ザーの声に、ギ・ゴーの曲刀を握る手が怒りに震える。

「……邪魔はさせぬ」

 曲刀を振るって距離を取る。空気さえ切り裂くその音には、ギ・ゴーの覚悟が滲み出ているようだった。

 剣の陶酔から覚めたギ・ゴーは、ゴーウェンに向かって勝負を決める為の一歩を踏み出した。


◇◆◆


 目の前の敵の姿が一回り大きくなったように感じたゴーウェンは、目を細める。

「勝負というわけか」

 鉄腕を前に、半身の構えを取る。

「ユアン!」

「は、はい!」

 ゴーウェンが脱出する為の通路を確保していたユアンに向かって、ゴーウェンは振り返らずに声を掛けた。

「兵を率いて、民を守れ! それこそが我ら騎士の務めだ!」

「ゴ、ゴーウェン様!?」

「往けィ!」

 ギ・ゴーとゴーウェンは同時に前に出る。脇に構えたギ・ゴーの巨躯を見定めて、ゴーウェンは片腕を犠牲にする覚悟を決める。今までの戦いで流れ出た血は、既に致死量に近い。希少な治癒の魔法を使える者でも居れば別だが、落城寸前の西都にそんな都合の良い者は居なかった。

 ならばこそ、ゴーウェンの死は避けられない。

 ならばどうする? ゴーウェンは自身に問い掛けた。

 決まっている。一匹でも多く敵を倒すのだ。嘗て先人達がそうして確固たる人間の繁栄を築いたように、後に残す者の道を切り開かねばならない。

 先ずは目の前のゴブリンの首を薙ぎ、その勢いでもって次なるゴブリンを葬り去る。

 今までの戦いで、目の前のゴブリンが尋常でない力量と剣技を備えていることは分かった。尋常の太刀筋ではゴブリンの厚い筋肉に刃が阻まれ、命にまで届かないだろう。

 況して目の前のゴブリンの技量をもってすれば、その隙を利用され、逆に自分が殺されかねない。

 故に鉄腕で相手の刃を受ける。避けようのない間合いからの必殺の刺突。それこそがゴーウェンの策であった。

 相手が勝負に出るつもりなのを察したゴーウェンは、ギ・ゴーの意図を読むことで葬ろうとする。

 交差は一瞬。

 ギ・ゴーが振り切る逆袈裟の一撃がゴーウェンの鉄腕を奪い去る瞬間、ゴーウェンは己の勝利を確信した。だが、予想外だったのはギ・ゴーの踏み込みが彼の予想よりも深く、繰り出された一撃は地面を擦り石片を巻き上げながら、鉄腕を捥ぎ取ると同時にゴーウェンの態勢までも崩してしまったこと。

「グルゥゥゴオオオアアアアア!」

 ゴーウェンが繰り出すのが必殺の刺突なら、ギ・ゴーが繰り出すのもまた必殺の一撃。巻き上げられた石片と土煙を纏いながら、曲刀がゴーウェンの鉄腕を奪い去る。

「ウゥ、ウゥォオオオアアアア!」

 冷徹なゴーウェンの口から迸るのは、炎のような気迫の声。

 崩れた態勢を無理やり押し戻し、振り切った状態のギ・ゴー目掛けて必殺の刺突を繰り出す。いくら土煙で目を誤魔化そうと、ゴーウェンの正確無比な一撃を躱せる筈もない。

 狙うは喉首。

 振り上げたままのギ・ゴーの曲刀では対応出来ない速度。

 そこへ、更に一歩踏み込んだギ・ゴーの左手が差し込まれる。

 刺突を繰り出す瞬間、ゴーウェンはギ・ゴーの曲刀が右腕一本で振り抜かれているのを視界に納めた。

 ギ・ゴーの左腕を貫く刺突。だが、それではギ・ゴーの命にまでは届かない。

 しくじったと思った瞬間、ゴーウェンの目の前を銀色の光が奔り抜ける。

 訪れるのは静寂。

 がしゃりと音がして、自身が膝を突いたのが分かった。

 目の前には憎むべき敵であり、また同時に技量を比べ合い、己を破った強者たる異形の剣士が立っていた。出来得るなら己の後に続く者達には、この高みを越えてほしい。ゴーウェンは心からそう願った。

「さらばだ。気高く強き人の子よ」

 ギ・ゴーの持つ曲刀が、銀の閃光を伴って翻る。

 西方領主にして、ゲルミオン王国の誇る七人の聖騎士の一人。鉄腕の騎士ゴーウェン・ラニードは、ここにその生涯を閉じた。



◇◇◇◇◆◆◆◆


ギ・ゴーのレベルが上がります。

97⇒43

剣神の影響により階級が変化します。

デューク⇒バロン


【固体名】ギ・ゴー・アマツキ

【種族】ゴブリン

【レベル】43

【階級】バロン・剣王

【保有スキル】《剣技S-》《紫電の剣》《斬鉄》《剣鬼》《見切り》《気配察知》《洞察》《剣豪の証》《静寂の天地》《歴戦の戦士》《人斬り》

【加護】剣神(ラ・パルーザ)

【属性】なし

【状態】《剣神の祝福》




《剣技A+》⇒《剣技S-》

 ──選ばれた者のみが至れる領域。剣を損壊しなくなる。

《剣鬼》

 ──剣を持った者と相対した時、全能力上昇。腕力、魔素、機敏性が更に上昇。

《人斬り》

 ──人間に対しての威圧上昇。敵の防御力を低下。


◇◇◇◇◆◆◆◆

西域戦場図

挿絵(By みてみん)

◇◇◇◇◆◆◆◆



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― 新着の感想 ―
デューク(公爵)からバロン(男爵)になって格が落ちたみたいになってる
[一言] 結局人間をかっこよく描きたいのがわかった。
[良い点] ゴーウェン最高にかっこよかった!!
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