第5話 つくしんぼくんからのご相談〜三月病 前半
「華子と夏子のお悩み相談室!!
春休みスペシャル。
春にいちゃん拍手!」
〜バチバチバチバチ…〜
「就職が決まって卒業旅行に行きたかったけど、お金が無いのでアルバイト三昧の、彼女に尽くしがちな大学4年生、つくしんぼくんからのご相談です。
あら、つくしんぼくんは尽くすタイプなのね。
私はそういう人嫌いじゃないわよ。」
「わしは嫌じゃな、なんか面倒くさそうだし。」
「くっくっくっ、つくしんぼ、、あえなく撃沈!」
「はいはい!そこの沈没しそうなリスナーさん。
人様より、自分のことを心配してくださいね。」
「僕は今、クリスマス、バレンタイン、ホワイトデー、この地獄の三段攻撃でお財布が沈没寸前、卒業旅行も行けずアルバイト三昧です。」
「やっぱり沈没、くぅっ、おじさんわかるよ。
あぁー、、翼の折れたつくし〜」
「はいはい!干からびたつくしが何か言ってますよ。
夏ちゃん、完全無視でお願いします。」
「干からびたつくし、、何かわかるぅ!
つくしって翼あったかしら。
じゃ、続き行くわね。
お金が無いのは僕の責任なんで仕方ないんですが。
いろいろ値上がりしてるし、米とか何でも。
でも、最近僕が腹が立ってるのは違う話なんです。
そう、セレブとか上級の人っているじゃないですか。
いっぱい金持ってて、好き勝手してて。
さらに、なんとか島とかで悪いことしまくって。
絶対、おかしいし、ひどいじゃないですか。
それに、ちょっとしか捕まらないし。
それに、そんな悪いことしてる人って、みんな偉くて、頭良さそうな大成功した人ばかりなんです。
そんなの聞いてると、僕も春から会社員になるんですが、あくせく頑張って、会社で偉くなる必要ってあるのか疑問に思っちゃうんです。
それって、なんだかなぁって。
でも、僕の彼女いちごちゃんを幸せにするには、会社で頑張って偉くなった方がいいかもだし。
でも、あんな悪人にはなりたくないし。
いろいろ考えてたら、五月病前に三月病になりそうになってきたんです。
いっそ就職しないで、もう1年アルバイトしようかなっとか。
僕は、所詮、甘過ぎる佃煮みたいな、つくしんぼなのでしょうか。
たけのこのように、真っすぐに生きていきたいのですが、サラリーマン生活のスタート前からつまずいています。
華子さん、夏子さん、こんな悩める僕に何かいいアドバイスがあったら教えてください。
小さなつくしんぼより。」
「華ちゃん、就職前っていろいろ悩むよね。
小さなつくしんぼくん、何とか助けてあげたいわ。」
「小さなつくしんぼって、そもそも、でっかいつくしんぼってあるのか?」
「分からないわ、、そんなの生えてたらびっくりするよ。」
「小さなつくしんぼ、、、つくしんぼ大撃沈。」
「はいはい、春風と共に変なおじさん出てくるから、皆さん気を付けてくださいね!
まあ、つくしんぼくんの悩みはもっともなこと。
わしも、最近のあの偉そうなバカ連中にはほとほと呆れ果てておるわ。
あの連中は、もはや、金と欲に取り憑かれ、理性を失った亡者なのだ。
つくしんぼくんは、そんな亡者には絶対になってはならん。
亡者になってしまったら、例え偉くなってもいちごちゃんを幸せに出来る筈もない。
では、話さなければならんな。
何故、奴らは生きながら亡者になってしまったのか?
そして、そうならないために、つくしんぼくんがこの先どう生きたらいいのかをな。」




