第4話 ちょこ納豆さんからのご相談〜揺れるバレンタインデー 後半その3
「まず、ちょこ納豆くんの17歳という年齢を考えると、大人の男性とは違い、これからの人生をより豊かで実りあるものにする、長期的視点が重要だな。
ところで、夏ちゃん、これは無いなって思う男はどんな男かな?」
「そうね、まず、不潔なのは嫌だなぁ。
あと、すぐ怒ったり、怒鳴ったり、キレたりするのも絶対嫌ね。
あと、人の陰口、悪口ばっかり言ってるのも勘弁。
それから、女のくせに、みたいな威張ったり、偉そうな人も嫌だなあ。」
「そうだな。
よく、清潔感が大事とか言うが、これは身なりのことだけでない。
身なりを清潔に保つのは当たり前のことだ。
怒る、キレる、悪口、陰口、自慢、自己中、女性蔑視、偉ぶる、これらはきれいな行動とは言えない。
身なりをきれいに保つのはもちろん、さらに行動、言動もきれいに保つのだ。
これを、心がけていれば、いつか大きな差になって現れるぞ。
人は心の中では、妬み、そねみ、ひがみ、怒り、傲慢、など様々な悪心があるもの。
これは仕方あるまい、それが人間だからな。
しかし、それは胸の中深くにしまっておくのだ。
悪心は心にしまっておき、常にきれいな行動や言動を保つ習慣が出来れば、いつかそれが当たり前になり、悪心はどんどん小さくなっていく。
それを17歳の今から始めれば、いずれ大きな差になって現れるだろう。」
「何より、行動や言動が大切だってことね。」
「そう、まずは行動だな。
口先ではいくらでも偉そうなことを言えるが、行動が伴わなければ何の意味もない。」
「そして、ちょこ納豆くんに考えてもらいたいのは、自分自身が、女子を見かけばかりで評価していないか?ということだ。
女性の価値を、かわいい、美人、そんなことばかりで指し図っていたら人様に文句は言えん。」
「身も心も、行動や言動をもきれいに保ち、女性の素晴らしさをもっと広い目で見る。
笑顔、やさしい気持ち、心づかい、見るべき魅力は山ほどあるぞ。
こうしたことを心がけておれば、チョコをいくつもらうかなど、気にかからなくなるだろう。」
「そうね、私も華ちゃんもちょこ納豆くんを応援してますよ。
チョコなんて気にしないで、高校生活を目一杯楽しんでくださいね!」
「どうした、春二郎。
また、悪いものでも食ったか?」
「反省してます、、。
この年になっても、チョコを欲しがる自分を、、。」
「春にいちゃん、はい、ハッピーバレンタイン!
春にいちゃんは、できることは頑張ってるし、そのままでいいのよ。」
「そうだな。
春二郎の場合は、食い意地が張っているだけだから、さほど心配あるまい。
わしも、なんかないかな。
おう、半分食べた甘納豆があるぞ。
春二郎、ハッピー甘納豆!」
「二人とも、ありがとう、、。
なんか、この甘納豆しょっぱいな、あれ、涙が、。」
「菓子一つで、いい大人が涙を流して喜ぶとは。
バレンタインデーも、あながち悪いものでもないな。」
「そうね、まだまだこれからだよ。
春にいちゃん、ホワイトデー、期待してるわよ!」




