第1話 たこ美さんからのご相談〜クリぼっち 前半
「華子と夏子のお悩み相談室!!
クリスマススペシャル。
春にいちゃん、拍手。」
〜パチパチパチパチ…〜
「都内在住コテコテの女子大生、たこ美さん21歳からのお便りです。
私は今年もクリぼっちです。
大学一年目、二年目は女友達と遊んでたんですが、今年はみんな彼氏とデートなんです。
なんか寂しくて、悲しくて朝から泣いてます。
イブからクリスマスまでの時間、辛くて一人で耐える自信がありません。
スーパーに、たこ焼きのタコを買いに行きたいんですが、クリスマスソングが流れてると思ったら、足がすくんで行けないんです。
タコ以外はみんな揃ってるんです。
イカは冷蔵庫にあるんですが、私、やっぱりタコがいいんです。
イカ焼きが嫌いって訳じゃないんですが、タコのコリコリ感がやっぱりたまらないんです。
大学入学祝いにお父さんがプレゼントしてくれた、あの黒光りするたこ焼き器を使って作りたいんです。
華子さん、夏子さん、私どうしたらいいでしょうか?
この苦境を乗り切る、いい方法があったら教えてください。たこ美より。」
「たこ美さん、お便りありがとうございます。
華ちゃん、これは何とかしてあげたいですね。」
「夏ちゃん。一応確認なのだが、たこ美さんの相談は、タコを買いに行けないがどうしたら良いか、、ではないよな。」
「多分そっちじゃないと思うわ。
クリぼっちの寂しさをどうしたらいいか、って事だと思う。」
「そうかな。わしには問題の本質はタコかイカかにあるような気がするが、、何でイカは冷蔵庫にあるのか、、、まあ良い。
クリぼっちの方だな。」
「そうね、でも、たこ美さんイカで何作ろうと思ったのかしら。」
「俺、イカ焼き好きっす!」
「はいはい、そこのリスナーさん。
あなたの好みは聞いてないですよ。
まあ、イカの話は置いておくか。
クリスマスに関して言えば、たこ美さん、あなたは勝ち組じゃ。」
「ええっ、クリぼっちのたこ美さんが勝ち組なの。」
「ふふっ、ならば、話さなければならないな。
クリスマスに隠された秘密をな、、。」




