導入
貴方の、貴女の、アナタの、君の、キミの、
心を抉りたい。包みたい。守りたい。混乱させたい。
そんな思いで、そんな雑さで、この作品を読んで
是非とも私の、星月らりの、世界観に浸ってください。
……夢……
『ねぇ_____ちゃん。』「ウケる」「昨日のドラマ見た〜?」「アイツまじなんなの」「ほんと、早く死んでくれないかな」「殺す?」「私サイコパスだから夢で人殺したんだよね〜」「えーやば〜!」…………
……何故?……人は何故夢を見る?これは現実?……
『哲学的だね。____ちゃん。』
……1度、私の頬叩いてくれる?……
現実なら痛みを感じるらしいから。
『え、やだよ。』『それに____ちゃんは夢を見てる』
何故?何故、断言出来るの?知らない間に叩いたの?
『違うよ』『__ちゃん。私の名前、わかる?』
……分からない……なるほど……だから夢なんだ……
『おやすみ』……おやすみ。
……現実……
…雨。雨は神が泣いている。雨は恵。
雨は神の血。雨は神の汚物。雨は厄災。
……綺麗……汚い……
「ねぇ___ちゃん。」……待って、今行くから。
「良かった。早く来てねお寝坊さん」
…<おぇ…>……<声出た…おはよう?>
待って、おはようなのか?今は雨だ。曇りだ。
……バカはやめよう……
「おはよう。莉々。」おはよう。りり。あれ?
君の名前は?……「また忘れた?私は“佐藤 和奏”」
…少しわかった…さとう、わかな。この少女漫画で負けヒロインにされていそうな活発そうで、人あたりの良さそうな表情をしている人間が、佐藤和奏。
「もしかして自分の名前も忘れた?一応教えるね」
……よくあることなのだろうか。
「あなたの名前は“小鳥遊 莉々”」
たかなしりり。はは。たかなし。
……???……
おぇ"……気持ち悪い。
なんだっけ?
「リリー。」
優しそうな表情。その目に映るのは嘔吐していて小汚い人間。愛おしそうに見るな。その子が可哀想だ。
「莉々」「りーちゃん」「りっさん」「りり」
「りぃ」「たかなしぃ」「小鳥遊」「たかりり〜」
……あぁ。見覚えがあると思ったんだ。
<君か。和奏。>
雨が止んだ夕暮れ。神が泣き止んだ。
でも、私の目の前にいる少女は泣いている。
_______詩的だろう?
長文は苦手です。ifルートも作ります。
頭は悪いです。だけれど愚かではございません。
深読みはなさらないで。深読みをしてください。
混乱して。深読みで心を乱して。深読みせず歩いて。