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悲しいけど平気な気分、だった

作者: 石川 瑠佳

 缶コーヒーを飲む。微糖でも、充分甘い味が口の中に広がる。


 学校で馬鹿と言われた。テストが十五点だったのだ。辛い、こんなに出来なかったなんて。それをクラスの人たちに、見られてしまった。

 そして「馬鹿」

 でも、まあ馬鹿って言うやつが馬鹿という言い方も、ある。

 だけど、テストの点数が低いんだもんな。

 それを言うには、ちょっと不利だ。

 こんな、点数を取ってしまった私だが、不思議と自信があった。

 自分の心をあったかくしてくれるようなものが自分の心に見えたからだ。

 きっとその想像の中に、大丈夫と思える何かを知っているのだろう。

 それを心の中で思うと、悲しいけど平気な気分だった。



                終

きっと想像の力で、元気でいられるよ。

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