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【完結】ギャルに優しいオタク君【コミカライズ&書籍化】  作者: 138ネコ
オマケ編

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閑話「チョバムに恋は難しい」

喪中につき新年の挨拶は控えさせていただきます。

今年も宜しくお願いします。

 チョバムの恋愛騒動から既に三ヶ月が過ぎようとしていた。

 色々と騒がせはしたが、ついに結ばれたチョバムと真衣。

 2人の恋は、1年の歳月を取り戻すように進展している。かと思われた。


「小田倉殿とエンジン殿、実は悩み事があるでござるよ」


「別に良いけど、急に呼び出してどうしたの?」


 チョバムとエンジンが通う大学の近くにある喫茶店。

 そこで呼び出されたオタク君とエンジンが席に座り、それぞれコーヒーを注文する。

 最近は彼女の事を聞くと微妙に歯切れの悪い返事をするチョバムに対し、微妙に嫌な予感が脳裏をよぎる。


 チョバムと真衣が部室で仲睦まじくしている事を、オタク君はエンジン越しに聞いていた。

 だから、別れ話はないだろうとタカを括ってはいるが、肝心のチョバムは微妙に言い出しにくそうにしている雰囲気。

 この場合、一番ありえそうな事と言えば、浮気の可能性。


 確かに真衣に対してのチョバムの行動は、絵に描いたような誠実さである。実際はただビビっていただけだが。

 そんなチョバムの男らしさに惚れた真衣が、付き合って実際はただのヘタレボーイと知り幻滅してもおかしくはない。

 とはいえ、まだ付き合い始めてまだ3ヶ月。

 1000年の恋が一瞬で冷めるような行動をチョバムがするだろうか?


 答えは是である。

 オタク君とエンジンの中で、チョバムのやらかし行動が次々と頭に浮かんでは消えていく。

 そして思うのは「あぁ、うん。無理だよな」である。


「それでチョバム氏、相談はなんですかな?」


 とはいえ、内容を聞かない事には始まらない。

 真剣な目で、チョバムを見ながらエンジンがゆっくりと声をかける。


「実は……」


 ゴクリと生唾を飲み、チョバムの言葉に注視する2人。


「真衣殿とまだデートに行った事がないでござる」


「はぁ?」


「お前は何を言ってるんだですぞ?」


「だから、拙者、まだ真衣殿とデートに行った事がなくて」


「なんでだよ!? 付き合ってもう3ヶ月だろ!?」


「まさか、真衣氏に拒否されたとかですかな!?」


 店内という事を気にして、周りに迷惑にならない声量でチョバムに問い詰めるオタク君とエンジン。

 そんな2人に顔を赤らめながら頬を掻き、チョバムが答える。


「その、デートって付き合ってどれくらいしたら誘うものでござるか?」


 もじもじしながら、恋する乙女のような瞳でオタク君とエンジンに上目遣いを送るチョバム。

 オタク君とエンジンがお互いに大きく頷き、そして同時にエンジンの頭を叩き始める。グーで。


「お前は馬鹿か!」


「もうさっさと振られろですぞ!」


 まさか、付き合い始めて3ヶ月だというのに、まだデートに行っていない事に、オタク君もエンジンも驚きと怒りを隠せない。

 もしこれで振られたとか浮気されてたと言われても、そらそうだとしか言いようがないレベルである。


「ったく、それで、どこまで行ったの?」


「この前村田姉妹とエンジンとで飲み会に行ったでござる」


「小田倉氏、コイツ置いて帰ろうぜ」


「そうだね。バイバイ」


「じょ、冗談でござる。マジで帰ろうとしないでござる」


 席を立とうとするオタク君とエンジンの服を掴みながら、チョバムが周りの目を気にしないくらいの声量で懇願する。  

 仕方がないと口にしながら、どでかいため息とともに席につくオタク君とエンジン。


「それで、キスくらいはしたの?」


「そ、それがまだでござる」


 もじもじするチョバムに対し、まぁ付き合って3ヶ月だからキスはまだなくても仕方がないかと呆れるオタク君。

 

「流石に手くらいは繋いだだろ? ですぞ」


「そ、それもまだ……」


 ここまで来たら純情がどうとか言う問題ではない。

 自分は付き合う前でも手を繋いだぞと言いかけるが、それはただのマウントになるから喉元で止めるエンジン。

 自分は付き合う前でもキスしたことあるよと言いかけるが、それは流石にどうかと思われそうなので喉元で止めるオタク君。


「だったら、今からデートに誘ってみれば?」


「ここで後回しにしたらチョバム氏の事だから、またヘタレるだけですな」 


 今すぐデートに誘えと言われ、恥ずかしそうにしながらもチョバムがスマホを取り出す。

 

「それで、デートに誘う時ってどんな文章書けばいいでござるか?」


 その後、デートコースやプランをオタク君とエンジンに根掘り葉掘り聞き続けるエンジン。

 完全におんぶにだっこである。


「相手はオタクじゃないんだから、ちゃんとその辺考えて行動しろよ」


「ロリママ見て、急にオギャったりバブったりしたらダメですぞ?」


「えっ、拙者そんなに信頼無いでござるか?」


 オタク君とエンジンから恐ろしいくらいに細かいレベルまでのアドバイスを貰い、なんとか初デートが成功したチョバム。

 デートの成功体験に味を占め、事あるごとに真衣をデートに誘うようになったチョバム。彼がテートのために外で活動する事が増え、その後数年で激やせするのは、また少し先の話である。

来週はガンガンオンラインにてコミック版のギャルに優しいオタク君更新です。

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