友人〈一〉
二日続けてとかいつぶりでしょう?
頑張ります。
コール達が退室すると「はぁ」と一つため息をついてロイが口を開く。
「すまんな、奴も悪い奴ではないんだ」
「いーさ、慣れてる」
ジンは気にしていないと手を振った。
ロイはそんなジンを見て困ったように笑うと話を再開させる。
「戦争に出ると聞いた」
「ああ」
ジンは当たり前のように頷く。
「まったく、お前は自分の歳を考えろ、お前の歳ならまだチャンバラをやっていても許される歳だぞ」
「たしかにな」
ジンはたしかに自分の13歳という年齢に中身があっていないとは思うがそれも仕方のないことだ、ジンにはまだ朧げだが前世の記憶が残っている、精神的な年齢は今の実年齢よりもだいぶ上だとも思ってもいた。
「まぁ、お前はその辺の騎士なんかより強いことは知っているが」
そこで話を切るロイ。
「いいか、死ぬなよ。これは命令だ」
真剣な顔つきで言うロイに何故か面白くなってしまったジンはくすくすと笑う。
「笑い話ではないのだぞ?」
少し怒った風に釘を刺すロイにジンは謝ると、視線を窓の外へと向ける。
「わかってるさ、サクッと手柄でも立てて帰ってきてやるよ」
ジンは笑いながらそういうと振り向いてロイと視線を合わせる。
「お前との約束も、まぁ少しは守る気もあるしな」
少し見つめ合った後ロイは「ふっ」と吹き出したように笑うと拳を突き出す。
「全く、大口を叩いて置いて簡単にやられたら死刑にするからな」
「それ俺もう死んでるじゃん」
「うるさい、無事に戻ってこい、来年からお前は俺の側近になる予定だからな」
「お前と約束はしたけどお前の側近なんて御免被るよ」
そう言うとジンは口の端を釣り上げながらロイと拳を突き合わせる。
二人の関係は七年前とは比べ物にならないほど深まっていた、それはジンの修行にロイも一年だけ合流したからだ、経緯はわからないが同じ窯の飯を食い死ぬ物狂いで修行をしたのだ一様兄弟弟子といっても過言ではない。
「さて、そろそろ父上のところにお前を連れていかねばどやされる」
「えぇ、陛下と会うのかよ俺は今日騎士団に挨拶としか聞いていないぞ」
「ブーたれるな、全く父上に呼ばれてめんどくさそうにするのはお前とジゲンくらいだぞ」
「血だな」
「繋がってなかろう」
「たしかに」
二人でまた笑い合う。
「さていくぞ」
「わぁったよ」
ひとしきり笑った後二人で部屋を出る。
部屋を出るとクロエとコールが立っていて一礼する、頭を上げたコールは親の仇でも睨むような目でジンを鋭く睨みつけていた。
「待たせた、ではいくか」
ロイはそれに気づかずに廊下を歩き出す、一番後ろをついていくジンはめんどくさそうに後頭部をガシガシと荒めに掻くのであった。
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