決めた道
多分加筆しますが
翌朝早朝にジンは昨日の風呂での出来事を後悔していた。
(なにを俺は説教なんかしてんだ!初めて会った兄貴にいきなり説教されたら元々開いてた距離がもっと開いちまうじゃねーか!)
ジンはもし自分がリュウキなら反発してもおかしくないと思い昨日の自分を呪いつつ剣を振るうジン、ここ七年の習慣である。
「たくっ!俺のバカ」
とうとう我慢できなくなくなり自分への文句を吐いて捨てると剣を地面に突き立てる。
「兄さん」
剣を地面に突き刺した直後背後から声をかけられる。
「リュウキ・・・・・・」
ジンはどう話始めたものかを考えて即座に謝ることにした。
「リュウキ、昨日はすま「兄さん」った、はえ?」
ジンの謝罪に被せるようにリュウキがジンを呼ぶ。
「僕は進むよ」
「お、おう」
正直もう死ぬほど嫌われたと思っていたジンは何が何だか分からなかった。
「僕は騎士になりたいから進む、誰になんと言われたって」
リュウキの顔を見てジンは「ふっ」っと鼻で笑う。
「今バカにしましたね」
「してねーさ」
リュウキは自分が笑われているのだと思い不機嫌な顔をする。
だがジンはリュウキをバカになんかしていなかった。それよりも自分の弟はどうやら賢くそれでいて強いらしいと溢れんばかりの喜びを表してスキップするわけにもいかないのでなんとか鼻で笑うという中途半端な形になった。
だからジンは言ってやる。
「おまえは賢くて強いな」
「?」
不思議そうに首を傾げるリュウキにジンは笑いながら頭に手を乗せると小さい頃ジゲンにやってもらったようにぐしゃぐしゃっと頭を撫でる。
「やめてくださいぃい」とリュウキが抵抗するが構わず撫で回した。
「ああ!兄様とリュウキが仲良くなってる!また私と兄様の時間がなくなるわ!」
そんなリュウキとジンをに近づいて来たのはオウカとジゲンだった。
「オウカ、ならお父さんとの時間を増やせばいいんじゃないか?」
「お父様は、や!」
ジゲンは倒れた。
「兄さん僕に修行をつけて下さい!」
リュウキはジゲンがオウカに精神的に致命傷を負わされたのを視界に入れることすらなくジンに剣の指南をねだった。
「あら!ずるいのだわ!私もお願い兄様!」
「わかったから、とりあえず親父殿をどうにかしよう」
オウカにやられてからピクリとも動かない父親にジンは心配そうに目を向ける。
なんだかんだでこの家でジゲンに一番やさしいのはジンなのかもしれないと自分で思うジンだった。
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