才能
いやまじで難しい。。。
投稿頻度もうちょい上げれるよう頑張ります。
ジゲンの話が終わるとジンは居間に戻ってオウカやルイと談話を楽しんでいた。日が暮れはじめた頃ジャスからリュウキが帰って来たとの知らせを受ける。
「ただいま」
リュウキはジンが家を出てすぐに生まれているので今年で七歳だ。
オウカは髪はジゲン譲りの黒髪であるがリュウキはどうやらルイに似て茶色の髪をしているが顔はジゲン譲りだろうとジンは思った。
みんながおかえりと声をかけるとルイが嬉しそうに言う。
「リュウキ前から言ってたジンお兄ちゃんよ。会うのは初めてね」
「はじめまして、リュウキよろしくね」
ジンは初めて会った弟に頬を緩めて挨拶する。
「兄さん」
リュウキはジンをじっと見つめて「はじめまして」と小さくつぶやいた。
「あら、照れちゃったかしら」
ルイはそう言ってニコニコしているがジンはそうは見えなかった。どちらかと言えば戸惑っているように見えた。
「まあ、初めて会って兄貴って言われても実感わかないよな」
ジンが苦笑いを浮かべながら「ははは」と笑う。
「ひとまずは飯にするか」
ジゲンがなんとも言えない空気を変えるためにとりあえず夕食にしようと提案した。
「今お持ちします」
ジャスが空気を読んで綺麗に一礼して退室していく。
食事は静かに終わった。リュウキに話を振る度に一言で会話が終了するので盛り上がるはずもなかった。
「それじゃ順番にお風呂に入りなさい」
夕食を食べ終わるとルイが口元を拭きながら言う。
ジンはここがチャンスだと思い思い切った行動に出る。
「どうだ?リュウキ一緒に風呂でも?」
「え?いや・・・・・・あの」
「いや、入ろう男同士の付き合いだ」
ジンは戸惑っているリュウキを強引に風呂に誘う。
ジンとリュウキが風呂にきて無言でお互い体を洗い湯に浸かる。
ジンは自分から喋りはじめなければと思い口を開く。
「ん〜リュウキ」
「はい」
「そんな畏まらなくていいんだぞ?家族なんだから」
「はい」
それでも畏まったリュウキにジンはどうしたものかと思案する。
ジンが考えているとリュウキから口を開いてきた。
「僕には」
リュウキから話そうとしてくれたのでジンは静かに頷いて続きを待つ。
「僕には剣の才能がありません」
突然の告白にジンは困惑する。
「姉さんや兄さんには剣の才能があります、でも僕には剣の才能がありません。父さんと母さんの息子なのにです」
リュウキはそう言い終えると黙って風呂の水面を見つめる。
「剣の才能がないってなんでそう思うんだ?」
ジンは単純な疑問を投げかけるとリュウキは水面から少し顔を上げてジンを見つめる。
「兄さんは僕が生まれる前から父さんの師匠の元に修行に行かれたと聞いています。姉さんも幼い頃から今まで剣の修練を怠ってはいません」
「そうだな、けどそれはそれだ。お前が剣の才能がないなんて話をするには歳が若すぎるんじゃないか?」
ジンも言っても13歳ではあるがリュウキなどまだ七歳である。自分の才能の限界を感じるのは早すぎる年齢だ。
「僕は兄さんと同じ歳に剣を握り始めて兄さんと同じ歳に父さんの師匠の元での修行をつけて貰いたいと言いました」
リュウキは思い出すようにまた水面に顔を向ける。
「でも父さんはお前には無理だと言って修行に行かせてはもらえませんでした。つまり僕には剣の才能がないってことです」
「なるほどな」
ジンはリュウキの告白に静かに頷く。
(なんとも、本当に六歳か?)
正直この歳で悩む事柄ではないとジンは思った。
ジンには断片的ではあるが前世の記憶があり成熟した精神と思考が幼少から少しあった、それは他の人から見れば相当に頭のいい子供に見えただろう、だが自分と同じ境遇でもないのにここまで頭の回る子供がいる。それが自分の弟であることにジンは少し驚きそいして返答に悩んだ。
これが普通の子供なら「諦めるな」と勇気付けてもらえることを望んでいる事が多い、だけれど弟はそういう返答を望んでいるとは思わなかった。
「そうだな、今から兄ちゃんが言うことは俺の独断と偏見コミコミの話だ」
ジンは前置きをして話し始める。
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