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「MD鑑賞」

『貴様は妾の所有物だと自覚せよ、この尻軽が』

『あなたのものになった覚えはないんですけど。長く生きすぎて耄碌したんですか?』

「最高です、マスター!」


 暑い部屋でズィークが狂ったように叫び声をあげていた。何かと思えば、付き合い始めた頃の彼女と私のMD(メモリーディスク)を観ていた。


「……あの獣は被虐趣味があるのか?」


 尋ねてくる、私の肩から顔をのぞかせた彼女にはとても言えなかった。

『ただあなたのことが嫌いなだけです』なんて。

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