前へ目次 次へ PR 89/118 「春休み」 「あ、言い忘れたんですが。学園が春休みの間は私、家に帰れないので。明日から来ないでください」 「なっ! 明日!? 唐突すぎるであろう! ……家に帰れぬほどこき使われるのか?」 「いえ、はっちゃけちゃうものが多くて」 「……ひとか?」 「大根とか農区から脱走して海区でビーチバレーしてたりするんですよ」 そう言って私がため息を一つつくと、それは案外響いた。 どうしたのかと彼女を見れば、なぜか口を押さえて身を引いていた。