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「冷やし中華」

「街に冷やし中華の美味しいお店があるんですけど、一緒に行きませんか?」

「ひやしちゅうか」

「玉子麺の上に具材と酸っぱい汁の冷たい麺です」

「行くぞ!」


 私の説明で果たしてどこまで伝わったかはわからないが、美味しいものと認識したらしく。

 彼女は結局、人の多さと熱気に文句を言いつつラーメンと餃子を頼んでいた。だから、冷やし中華が美味しいんだって言ったでしょうという言葉は、ぐっとしまい。私は冷やし中華を頼んだ。


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