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「パッキンアイス」
「あら?」
暑いのでアイスでも……と思い出かけた帰りに彼女に会った。というか近くによるまで彼女とは思わなかった。なぜか。
真っ赤な顔で汗をぬぐいもせず炎天下に立ち尽くしていたから。美しいを自負する彼女らしくない。
「ど」
「端女ぇ!!」
「はい?」
泣きついてきた彼女を、とりあえず公園に連れ込み。パッキンアイスを二つに割って片方をあげる。
冷たいそれをくわえながら、理由を話す彼女に。泣かした奴は殺す、と思った。
「あら?」
暑いのでアイスでも……と思い出かけた帰りに彼女に会った。というか近くによるまで彼女とは思わなかった。なぜか。
真っ赤な顔で汗をぬぐいもせず炎天下に立ち尽くしていたから。美しいを自負する彼女らしくない。
「ど」
「端女ぇ!!」
「はい?」
泣きついてきた彼女を、とりあえず公園に連れ込み。パッキンアイスを二つに割って片方をあげる。
冷たいそれをくわえながら、理由を話す彼女に。泣かした奴は殺す、と思った。
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