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「タイムセールの駆け引き」

「闇庭」

「常闇槍」

「がっ!!」


 辛うじて心臓は避けたが。闇色の槍が鎖骨の下の肉を貫いた。その先を握り折って彼女に向かって投げれば。

 瞬速で彼女の頬に一筋傷をつけた。

 私に反撃されるとは思っていなかったらしい。


「おのれぇぇ!!」


 怒り狂った彼女が自慢の神域庫から五百を超える剣を私に向けた時。

 ふらりと間に立った汗だくのズィークが問うた。


「何してるんですか?」

「誰が行こうかと。五時のタイムセ「今五時半ですよ」」

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