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小さいぼく。
大きいあなた
小さいあなた
大きいあなたは少し灰色
小さいあなたは虹色なの
すこしずつ色が薄まって、すこしずつ何かがはいって。
きっと灰色になってしまったのね
灰色のあなたは
あなたのために
虹色のあなたは
きっと考えてはいなかったの
だって、きっと灰色のあなたは
きっと覚えててくれるんだねって
信じてるんだから
だってそうでしょう。
思い出せばきっと
虹色のあなたは笑ってくれるから
少しは小さな虹色
とっても、とっても小さな虹色。
もうどこかに行ってしまったのかな。
思い出してあげれるといいな。