表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/11

誰かの叫び

「××× 今まで貴方と一緒に居られてとても楽しかったわ。」

誰だろう。とても綺麗な女の人が僕を見ている。

僕はこの人を知らないはずなのにとても(なつ)かしい感じがする。


「でも大丈夫。あなたを殺させはしないわ。」

状況はよくわからないが、彼女が僕の身代わりになろうとしていることは分かった。

僕は必至に彼女を止めようとするが、僕の声が届いてないのか、彼女に伝わることはなかった。


「さようなら。×××」

彼女はそう言って扉の外へ行ってしまった。


「×××ア!!」

僕は扉を叩き続け、彼女の名前を叫んだ。外から鍵がかかっている扉は中からは開けることができなかった。

外からは剣と剣がぶつかる金属音。爆発音。誰かの叫び。ありとあらゆる暴力の音が聞こえる。

僕は何度も何度も扉を叩いたがその音が鳴りやむまで扉が開くことはなかった。


「ああああああああああ!! あああああああ!」

僕は(のど)が張り裂けんばかりに声を荒げ、胸を()きむしった。

(のど)()れ声がでなくなり、爪には肉と血がこびりついても僕は叫ぶことを止めることができなかった。




…リオ…

叫び続ける中、僕の名前を呼ぶ声が聞こえた。

その声はとても暖かく、とても安心できた。


…リオ…リオ…

何度も何度僕の名前を呼び続けている。

それがリディアであることが分かった瞬間。僕は光に包まれた。

まだタイトル詐欺が続いてるのでなんとかしたい…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ