山桜の決意
少し雑になった気が…そうなったらごめんなさいです。
あと未熟者なので感想、アドバイスお待ちしております。
エドがグラン・ウォーリーと戦い終えた直後の格闘教室の医務室の廊下にて……
ワシ…キバはエドに孫娘たちを任せた後にある程度準備を整えてから山桜の封じられた過去を解き放つべく医務室へと歩いていた。
「ふう、山桜よ……すまないな、ワシは不器用だからな、そういうことしかできないのじゃよ」
ワシは医務室前に着くとその扉を開けて中へと入る、中に入るとそこには目を覚まして窓を見つめてる山桜の姿があった。
「……山桜よ」
ワシはその名を呼ぶと彼女はワシに気づいたのかこちらに振り向く、その目は己の過去がなんなのか気になり、未来……いや、現在と向き合う力を無くし過去に縛られて続けらる少女の姿があった。
「先生?私の両親について知ってたんですか?」
少女の声にはいつもの元気さが無く、こちらを見る……いや、睨みつけてる姿は狼かライオンの視線だった。
「言い訳はせんよ、知っていた……まぁ、知ったのは君が入ってきて数週間後だがね」
「なんで……言ってくれなかったんですか?」
「言ったところで信じたか?君は信じなかっただろう?」
「……」
彼女はそこまで聞会話すると黙りこんだ、そして……ワシは頃合いかなと思いこう尋ねる。
「お前の父と母の記憶…思い出したいか?」
それを聞いた彼女は迷わずにこう答えた。
「思い出したい、お願い先生…思い出させて…」
「では、過去を振り返ってもらうぞ、幻影発拳…」
それを聞いたワシは迷わずに山桜の頭に軽く触れるように拳で触れる、少女はそのまま目からハイライトを失い気絶するように倒れる。
「死ぬなよ、山桜…」
ワシはそう呟くと近くの椅子に座り、色々と鞄から薬品を取り出して備えるのだった。
「あれ?ここは…どこ?」
私、月夜山桜は目が醒めるて辺りを見渡すと見覚えの無い野原が広がっていた、いや…見覚えが無いというよりはどちらかといえば…
「夢で見た景色?」
そうそれは夢で見たことがある野原だった、私はさっきまで医務室にいたはずなのになんでここにいるのだろうと考えていると後ろから声が聞こえてくる、その声に私は聞き覚えがあるので振り返るとそこには小さい頃の私と見覚えの無い三十代ぐらいの男性と女性がピクニックをしていた。
「誰?」
私は立ち上がってその方向に向かって歩く、どうやら向かうからは私の姿は見えていないらしく、さらに私は小さい頃の私を含めて何も触れられなかった。
「どうだ、山桜?美味しいか?」
「うん、おいしい!」
「山桜、ほっぺに米つぶがついてるよ」
「うん」
私は目の前に映る幸せそうな図を見てると頭痛と吐き気が催してきた、まるでそこから先は思い出してはならないと頭で誰かが言うように、そして…その予感は的中した。
「あ…ああ…」
気がつくといつのまにか市内にいてその中は荒れ狂う火の海の中だった、そして…目の前でピクニックで嬉しそうに過ごした親子が逃げ遅れ目の前で親が子を庇おうとする光景を見た時だった。
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
私は無意識のうちに駆け出していた、私は転身して魔物に向かって拳を振るう…だが、一つ一つの拳は奴に当たることはなく全部外れてしまう。
「な、なんで……はっ⁉︎や、やめろ‼︎‼︎」
私はそう考えていると魔物は爪を伸ばして親に向かって振り下ろした、その爪は親を引き裂いた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
それを見た私はただ、何もできない自分が悔しくて泣くことしかできなかった…そして、身体の奥底から力が溢れるような感覚を覚えるのだった。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
「な、なんだ……この感じは……」
ワシは突然叫び出して転身し身体を宙に浮かせ、圧倒的な力を放つ山桜の力を前に驚き、立って距離を取る。
「ぐっ…」
だが、ワシはその力の圧力を前にそのまま吹き飛ばされて後ろの壁に激突する、がなんとか受け身が取れたのでワシはなんとか怪我をせずに済んだ。
「こ、この力……」
ワシはなんとか立ち上がると近づけないことに気づく…この力は並大抵のパワーでは近づけない。
「歳はとりたくないのう…」
ワシはそう言うとふぅ……と息を吐いて拳に力を入れる、若い頃なら何度もトライアンドエラーしてたんだろうが流石に老いてしまったな、流石にトライアンドエラーするにしても二回しかできんな。
「ただいまミネ!みんないなかったから気になって戻ったミネ〜ってサクラ‼︎大丈夫ミネ‼︎」
「む?丁度いいところに来たな、妖精!サクラを抑えるのを手伝ってくれ!」
「分かったミネ!任せるミネ!」
「では、頼みたいことがある…山桜に向かって突っ込め!あとはワシがやる!」
「了解ミネ‼︎‼︎」
ワシは丁度いいタイミングで来たミネにそう伝えるとミネは迷うことなく山桜に突っ込んでいく。
「悪魔ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎許さない‼︎‼︎許さないぞぉぉぉ‼︎‼︎」
「む⁉︎様子が変わった⁉︎下がれ、妖精‼︎‼︎」
「ムギュッ⁉︎」
だが、山桜は無意識のうちに気がついたのか妖精に向かってパンチし妖精はそのまま壁にめり込る。
「この力…山桜よ!己に打ち勝て!自分が知りたい本当のことに気付くんだ‼︎‼︎」
それを見たワシは迷うことなく彼女に突っ込む、彼女はまた無意識に反撃するが先ほどの一撃でワシは大体の速度が分かったのでその一撃を回避して鳩尾に一撃叩き込む。
「がっ…」
すると山桜は力が収まったのか、そのままベットに横たわる。
「ふう……どうにかなったな…」
わしはそれを見届けると安心して彼女を見つめる……あとは彼女の強さを信じるとしよう、それしか今、できることがないからな……
「あれ?いつのまに病院に…それにさっきの悪魔は?」
私は気がつくといつのまにかどこかの病院の廊下にいた、私は暫く歩いていると後ろから先ほどの男性が急いで走ってる姿が見えた、私はそれを追うように走る……病院内は走ってはいけないとあるが私はその男性を無我夢中で追いかけてると一つの病室に辿りついた。
「月夜……?」
私はその病室の前に辿り着くと、少しだけ戸惑ったが……意を決してその扉を開けた。
「……思い出した……私は……ここで……」
そこまで思い出すと、突然二人の声が聞こえて来た…それらの声はとても懐かしく暖かく感じた。
『その子の名前決まったの?』
『ああ、この子の名前は山桜だ…』
そして、その名前を聞くと同時に私はそこから父と母がとても大切にしてくれていたことを知り、そして私は改めて決意した、私は守る……みんなを、先生を、友達を……悪魔に恐怖しようとも私はもう逃げない、立ち向かってみせると…
そこから私は疲れを感じて眠りについたのだった。
「ふう……どうやら、山桜は乗り越えたようじゃな」
ミネは山桜を心配して手を握ってると突然ら山桜の表情が柔らかくなったので、それを見た山桜の先生は山桜の頭を撫でる。
「じいさん、山桜になにをしたんだミネ?」
「そうさな、過去の記憶を思い出して貰おうとしたんじゃ……少し危険な賭けじゃったがな、下手したら死ぬ可能性もあった」
それを見たミネは山桜の先生であるキバにそう尋ねる彼はそう答える。
「狂ってるミネ…もしそれで山桜が死んだら、どうしたんだミネ‼︎」
「はっはっは…これで死ぬようならあの子はその程度だったということじゃよ…それにあの子は望んで過去を知ろうとした、それの手助けをしたんじゃ…あと死なないようにこちらも最善は用意はしてたぞ」
ミネはそういうと、彼は笑った後に静かなトーンてそう答えた、それを聞いたミネはすぐに医務室に向かい彼女を自宅に運ぼうと考えた、だが…
「それにお前さん、あの子を戦いから遠ざけようとしてるな…理由は知らんが彼女は戦うと覚悟を決めて戦士になった、本人の意思を尊重しないというのは少し身勝手だと思うぞ」
その言葉を聞いてミネは言葉を失った、何故ならその男はミネの…"私"の目的になんとなく気づいていたような気がしていた。
「彼女を戦いから遠ざけようとして何が悪い?ご老人…お前に指図される筋合いはない!」
それを聞いた"私"はつい【演技】することを忘れて殺気を放ちながら素でそう尋ねる。
「さあな、だが…本人の意思を尊重することは大事なことじゃよ…あと、お前さん、本当は妖精ではなく何者じゃ?この力、少なくとも先ほどの暴走した山桜よりも強力じゃと思うんだが?」
すると彼はそう答えると、"私"は……ミネは落ち着いて殺気を抑えると彼の質問にこう答えた。
「少し訳あり精霊ってことで覚えて欲しいミネ、今はそう答えるしかできないミネ」
「そうか…まぁ、お前さんが何者なのかは時期が来れば分かることか、お前さんが正体を明かすのを楽しみにしておくぞ」
それを聞いた彼は笑った後にそう答えると山桜の近くに目覚まし時計を置くと病室を出る、ミネは山桜が眠ってる横顔を少しだけ見つめた後にミネは彼女の布団を捲りその隣で眠る。
「彼女の意思を尊重か…人間は何を考えてるのかたまにわからなくなるミネ…」
"私"はふと先ほどの会話を聞いてそう呟いた、少なくとも"私"には個人の意思を尊重することは一定の理解はあるが…"私"にとっては違う、"私"は彼女の目論見を阻止しなければならない…
「山桜…"私"は貴女を助けた時からもう決めてた、貴女を彼女の尖兵にはさせない」
"私"はそう呟くと眠りについた、その日は雨が降っていた…その雨は昔の"私"と彼女の出会いを思い出すぐらいに雨が降っていたのだった。
私、月夜山桜はザーッという雨音を聞いて目を覚ました…どうやら外は大雨が降っているらしくとても煩かった、そこでふと外が暗いことに気がついたので近くにあった、目覚まし時計を見る。
「ん?今、何時だろ…午前零時か…どうりで暗いわけだよ」
私はふとを見ると身体にふわふわしてる感触を感じですか布団をめくってみるとそこにはミネがいた。
「ミネ、いつも迷惑を掛けてごめんね…」
私はミネの頭を撫でると外の空気に当たりたくなったので、外に出た。
「あはは…土砂降り…」
私は外の景色を見てそう呟きながら見ているとパシャパシャと誰かが走ってる音が聞こえてきた。
「ん?エドワードさん⁉︎」
その人影はこちらに向かって走ってきてるので私はを凝らしてじっと見ているとその人影は出会った時と同じ格好をしているエドワードさんだった。
「この声、ひ……山桜か……寝巻き姿で外に出るな、風邪をひくぞ」
エドワードさんは私を見つけるとこう言って教室に連れて一緒に入る、そのあと彼はなにかの呪文を呟くと服を私が貸した服に速攻で着替える、その後に給油室でお湯を作り始めたので、私は医務室で待っていろと言われたので私はそこで座ってると。
「はい、これ…ココアって飲み物だ、あったかいから飲めよ」
「はい」
私はエドワードさんからココアを受け取るとそれを一口飲んだ後、私は気が緩んでこう呟いた。
「エドワードさん…私、思い出したんです…私の家族は海外出張してたんじゃなくて死んでました」
「そうか…」
その呟きを聞いていたエドワードさんはそう答えた後に自分の分のココアを持って私の隣に座る。
「そんなに驚かないんですね…やっぱり、エドワードさんは人の死に慣れてるんですか?」
私はエドワードさんの素っ気ない態度を見てそう尋ねると彼は首を横に振って応える。
「いや、慣れてない…今でも思い出すたびに吐き気がする」
「え?」
すると彼は重い口を開けてそういった、それを聞いた私はつい驚いて変な声を出してしまった、なぜならエドワードさんは何時もそんなことを考えてない風に見えてたからだ。
「君は命を奪ったことはあるかい?俺は沢山ある、魔王軍の尖兵だった人間や魔物、魔王軍の幹部、罪もない一般人、盗賊、エルフ…その他大勢の命を俺は奪ってきた、その度に殺した人の数の断末魔、叫び声、命乞い…そして、その数だけ【嫌だ、死にたくない】と響くのさ、勇者なんて呼ばれているけど実態は単なる人殺しだよ」
それを聞いた私はエドワードさんの顔を見る、とても重たくそして苦しそうな表情をしていた。
「……」
私には黙ってそれを聞くしかなかった、私はエドワードさんでもないし、ましてや彼と似たような経験はしてなかったからだ。
「でも、やらないとこっちがやられる…だから考えないようにした、過去を振り返らないようにして」
「……」
「俺は周りから勇者なんて言われてるけど勇者なんかじゃない……俺はただ死にたくないから戦ってただけの男だ、だから俺は彼女を救えなかった」
「エドワードさん……」
「俺は彼女を救う資格があったのだろうか……俺には彼女を救えなくて当たり前だったのかもしれない……俺は自分のことしか考えてなかったから……俺は‼︎‼︎」
「エドワードさんッッッ‼︎‼︎‼︎」
「⁉︎‼︎、山桜⁉︎なにを…」
私はエドワードさんの話を遮るように抱きついた、抱きつかれたエドワードさんは驚きながら私に何かを言おうとしてたので遮ってこう言った。
「そんな悲しいことを言わないでください‼︎貴方は……貴方の大切な人を取り返そうとしてたんですよね、最初に私を見た時に貴方はその人と勘違いした、それは私が似てたことと貴方がその人のことをとてもとても‼︎大事に思ってたからですよね!だからそんなことは言わないでください‼︎‼︎貴方は勇者です!その人からすれば貴方は勇者なんです!だから自分を下卑しないで…ください…」
私は私でもなに言ってるのかなっておもったけど…だけど、そう言わずにはいられなかった。
「山桜…ありがとう…そう言ってくれるだけでも…俺は嬉しいよ」
彼は私の言葉を聞いてそう返すと同時に頭を撫でた、私は少しだけその余韻を味わった後に離れるとこう言った。
「エドワードさんにお願いがあります、私を鍛えてください…」
「そうか、覚悟を決めたんだな…」
「はい、私は恐怖を受け入れて前へ進みます…それにこんなところでくよくよしてたらお母さんとお父さんに怒られちゃいます」
「俺はキバみたいに武術が使えるわけじゃない、ただ力の使い方を学ぶついでに魔法を色々と教えよう…幸い、君が守護天使の状態なら魔法を使えるみたいだしな」
「はい!よろしくお願いします!」
私は覚悟を決めた、お父さん、お母さん…今まで忘れててごめん……でも、私は思い出したし、決めたよだから応援してて、仇を取るつもりでもなく大切な人や友達を守るために戦う私を……
「決意を決めたはいいけと、その前に……」
「?」
「山桜、お前……ココアこぼしてベットを汚してるぞ…」
「あ……」
私はエドワードさんにそう言われるとベットを見た、その際汚れていたので……多分、抱きつく際にコップを無意識のうちに放り捨てており、偶々放り捨てた先が先がベットの上だったのでそのままこぼれたのだと思われる、私とエドワードさんは立ち上がりベットのシーツ等を綺麗にする。
「あと、俺のことはエドって呼んでくれ……一々エドワードって呼ぶの疲れるだろ?」
「はい!よろしくお願いします、エドさん!」
その途中に、エドさんがそう言ってくれたので私はエドさんと少しだけ仲良くなれたと思った。
今から数時間前、大天使病院にて…
「こ、ここは…」
「目が覚めたか?守護天使…」
私、大上燐はあの戦いを見届けた後に気を失っていたらしく目を覚ますとどこかの病院のベットの上だった…私は誰かに呼ばれた気がするので起き上がるとそこには大天使の一人であるパラドックス様が立っており、発せられる威圧感に私は怯えていた。
「はい、パラドックス様…」
「そうか」
私はそう答えるとそれを聞いたパラドックス様は少し間を置くと私に向かってこう尋ねて来た。
「守護天使、お前は我らよりも力を持った人間の存在を見たか?」
それを聞いた私は、彼を始末するつもりだと思い…それは困る私は少しごくりと息を飲むとこう答える。
「いえ、姿は見ていませんが…声だけは…」
「そうか、どんな声か覚えてないか?」
パラドックス様は私の答えを聞くとそう尋ねる、また私は息を飲むとこう答える。
「若い男性のような声でした」
「そうか、その男がどんな名前だったか覚えてるか?」
「いえ、名前までは…」
「そうか、分かった……ありがとう」
私はなんとかポーカーフェイスを維持して彼女からの質問を全部返し、お礼を言われると私を助けに来てくれた二人の守護天使がいたことを思い出した。
「パラドックス様、私を助けにきてくれた二人の守護天使はどうなったのですか?」
私はパラドックス様に二人の守護天使の安否を尋ねると彼女は冷静にかつ冷淡に答えた。
「死んだよ、二人とも急所が狙われていたらしくてな、即死だった……流石は悪魔軍幹部の一人と言ったところだよ」
それを聞いた私は彼女に情が無いことに恐怖を感じると同時に私の力不足を感じてベットのシーツを握りしめる。
「気に悩むことではない、彼女達の遺品はすでに処分した…彼女達の住んでいた家も別の守護天使にあてがわれる予定だ、貴女は今まで通り悪魔を狩りなさい、あと大天使の長アークエンジェルからのプレゼントを無駄にするなよ」
「はい…」
彼女はそう言うと部屋を出る、その直後に私はあの悪魔、グラン・ウォーリーに手も足も出なかった自分のことを思い出すと悔し涙を浮かべて窓の外を見た。
「父さん、母さん……私は……私はぁ!!!」
そして、私は吼えた…感情の赴くがままに吼え続けるのだった。
「久しぶりね、パラドックス…守護天使一人のお見舞いに貴女が出向くなんて珍しいね」
「ミネルバ…久しぶりだな、来ていたのか?」
先ほどの病室前の廊下にて……私、パラドックスは先ほどの守護天使の病室を出て廊下に移動すると目の前の壁に寄っかかってる女性、大天使ミネルバに話しかけられたので驚いていた。
「今日は単なる君に対しての挨拶だけだから、すぐに帰るよ」
「本当に挨拶だけなのか?本当のことを言ったらどうだ?ミネルバ?」
私は彼女の態度を見てそう質問すると彼女は笑顔でこう答えた。
「さぁ、どっちでしょう?まぁ…私は私でやることがあるからもう失礼するけどね」
「待て!ミネルバ!」
私が制止するような声を出すと同時に彼女は姿を消した、どうやら遠くからここに虚像を出していたようだ。
「ミネルバ、あのアークエンジェル様の次いで実力がNo.2と聞いているが…なにを考えてるのか分からん、それになにを企んでいる?」
それを見届けたい私はミネルバの予測不可能な考えと企みが……何があるかわからないがミネルバを疑うということはそれはアークエンジェル様を疑うと同じなので疑問を抱くことを辞めて本部へと転移した。
ふふ……ミネルバ、まだ抵抗するのね……今の貴女に何が出来るかわからないけどたのしみにしているわ、それにしても悪魔軍の幹部を退けたという謎の男、彼は何者なのかしら?まぁ、私の邪魔をするというのなら容赦はしないけどね。
ふふ……そろそろ、ゲームを次の段階へ進める準備でもしましょうかね。
to be next…
追記)改変しました