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修学旅行に行くZE

僕は朝に弱い。

頻繁に寝坊をして学校に遅刻して行ったことも何回もある。

しかし、明日は絶対に寝坊することは許されない。

なぜなら明日から修学旅行で三日間沖縄に行くからだ。

ここ、鹿児島県から旅行先の沖縄まではフェリーで行く事になっていて、フェリーの出発時刻がとても早い為明日は7時半に船乗り場に集合しなければならない。

僕の家から船乗り場までは一時間半かかるから朝食や着替えなどの時間を含めると最低でも朝の5時半には起きていなければならない。

僕は寝坊しない為に、3つの目覚ましをセットして眠りについた。

ぷるるる!ぷるるる!

ぴぽばっぼーーん!!

Ohayo,asadayo!!

けたたましい三種類の目覚ましの音で僕は目覚めた。

よし、寝坊せずに済んだぞ!僕はまず寝坊せずに起きれたことがものすごくうれしかった。

まずは、トイレに入り、用を足す。

水を流してトイレから出るといつも通り、窓からは暖かな日が差し込み、二階からは母がキッチンで調理をしている音がするいつもの家の姿が・・・無かった。

ドアを開けた瞬間目前に広がっていたのはススキが生えた広い野原だった。慌てて後ろを向いたが僕の家のトイレはドア一枚を残して消失していた。

唯一残っていたドアもだんだんとフニャフニャとしてきてどうゆう原理なのかわからないが気がついたら茶色の長ズボンに変化していた。小さいサイズだから恐らく子供用だ。

僕の家はどうなったんだ!?僕は頭が混乱した。

左を見ても右を見ても前を見てもどの方向も一面野原で人工物は何も無い。いや、よく見ると数メートル先に穴が見えた。どうやらコンクリートで固められた穴だ。

恐る恐る中を除いた。

穴は直径6メートルくらいで深さは4メートルくらいだった。

穴の底には小学校中学年くらいの男の子が正座していた。

僕は始め男の子に違和感を感じ、すぐにその男の子の違和感の正体に気がついた。

男の子は青色の服を着ていたがズボンをはいてなかったのだ。

ふいに男の子がこちらを向いた。

男の子は僕の右手にズボンが握られているのを見て

「そのズボン、僕のだから返して。」と小さな声で言った。

僕が穴にズボンを落とすと男の子はそのズボンを履き出した。

僕が男の子をじっと見ていると男の子はこちらを睨みつけて「なんて人の着替え見てるの?変態!」と言ってきた。僕は慌てて目を逸らした。

穴の中から「もう見てもいいよ」と声が聞こえたから僕は再び穴の中をのぞいた。

男の子の姿が無くなっていた。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

それどころか4メートルくらいだったはずの穴は更に深さを増し、そこが見えないほど深くなっている。

ひゅいーーーん!!

穴から突如音が聞こえてきた。これは、何かの音に似ている。。何かの音に似ているが思い出せない。僕がそう思った次の瞬間僕は穴に吸い込まれた。

穴に吸い込まれて落下していく中でこの音が掃除機の音と類似していることに気がつくまで時間はかからなかった。


ハッ!!気が付くと僕はいつものベットの上にいた。どうやら僕はおかしな夢を見ていたようだ。

時計は5時15分を指している。目覚ましのアラームがなるまであと15分くらいか。まだ少し早いけどもう起きるとするか。

僕は寝室を出てトイレに向かった。

何かたまにはこういう謎の作品も書きたくなりますよね。

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