語り手紹介
予め自己紹介をさせて戴く。私は語り手、今から私が呟く言葉の数々は物語の切れ端のようなもの。どうかご容赦していただきたい。
さて、このお話の他に八つのお話【伝説】が控えている。手短に終わらせたい所であるが、このお話から八つのお話に繋がる重要なお話でもある。と、言うのもまずは物語を語るに於いて舞台と人物に関する知識が乏しい。なので、ある程度の知識だけを貴方達に提供しようと思う。なぁに、簡単なこと。
これは巨大な山脈の間にある集落から始まる。その集落は不思議で、人と呼ばれる者達は妖怪と呼ばれていた。妖怪、つまり異形の存在。妖怪達は一目を避けるように巨大な山脈に集落を築いたのだ。集落をまとめる長は妖怪の中でも嫌われ者に位置する『覚り』と呼ばれる妖怪。何故、覚り妖怪が集落を治めるようになったかは後ほど…。長の息子であるジェン・ヨウ。全てはこの齢16の少年から始まる。
初めましての方は初めまして。とあるサイト幻○子から見て戴いている方はお久しぶりです。カピバラさん愛好家であるKANです。今回から連載するお話はとあるサイトで作成したオリジナルキャラクター達を新しい設定、世界観を加えていこうと考えております。連続して投稿は致しませんが、定期的に投稿できるようにしていこうと思います。尚、一気に物語を書き進めていくと途中で躓いてしまう可能性がありますので、なるべく1500~2000文字の範囲内で収めていこうと考えております。さて、今回のお話は大まかな語り手の紹介と最初に語るお話を紹介させていただきました。語り手の正体は後々明かしていこうと考えております。そして、語り手はこのお話の他に八つのお話にも冒頭で登場していきます。
冒頭の滑りは全てに共通して同じ感じにします。
では、次回のお話でまたお会いしましょう。