世界地図
本編中の地図です。重大なネタバレには配慮してあります。
世界地図
赤●=首都
青●=都市
緑●=村、小さい町
■=ダンジョン
▲=なにか
場所の名前の色は国の名前の色と一致しています。
≪アイトリウス≫
西大陸最南東に位置する国。空の精霊が祀られている。
勇者の末裔が治める国であり、アイトリウスの地は女神の寵愛を受けた地であるとされている。
そのためか、アイトリウス全土に渡って魔力が豊富。魔石や魔草の宝庫である。ただし、鉄資源にはびっくりするほど恵まれていない。
王都アイトリアは魔法の都。アイトリア産の魔道具は世界一の品質を誇る。
他国から魔術を修めるために留学してくる者も多い。
≪ヴェルメルサ≫
西大陸の真ん中に位置する国。火の精霊が祀られている。
気候も人々の気質も魔物の性格も情熱的。
港町クレスタルデは世界一の貿易港であり、世界中の珍品奇品一級品がヴェルメルサに集う。探し物があるならヴェルメルサで探すといい。
帝都フィロマリリアのすぐ東に位置する炎竜の巣は活火山。炎の精霊の力によって噴火こそしないものの、内部はマグマがぐつぐつしている。
帝王であるヴェルメルサ18世は非常に公正な人物であり、民衆からの支持も厚い。
≪エルスロア≫
西大陸の最北に位置する国。地の精霊が祀られている。
国民はその大半がドワーフかエルフという珍しい国。
国土の大半が山と森である為、農地には恵まれていないが、鉱物や森林資源には非常に恵まれている。
ドワーフやエルフの技術と恵まれた資源により、世界一の鍛冶金物生産国となっている。最高の武器を買うならこの国でどうぞ。
ただし国民の気質も首都の立地も引きこもり気味。
≪エーヴィリト≫
東大陸の北に位置する国。光の精霊が祀られている。
首都リューエンのシンボルである大聖堂が表す通り、宗教を重んじる国である。
国民も皆信心深く、精霊より女神を重んじる傾向にある。
とある事情により、民の間では菜食が多い。しかし、工夫を凝らされた料理は決して肉や魚に劣るものではない。
また、光の精霊を祀る関係で、光魔法を使える人が多い。
回復系魔法の半数以上は光魔法系列であるため、エーヴィリトは世界一回復魔法の使い手が多い国である。
≪アマツカゼ≫
東大陸の最北東に位置する国。風の精霊が祀られている。
世界の中でも風変りな文化を持つ珍しい国。
アマツカゼの戦士は風変りな戦い方をすることで有名。また、アマツカゼの職人の技術は職人大国エルスロアと並んで双璧を成している。
生活様式その他諸々、ありとあらゆる習慣が他国とは異なる為、アマツカゼを訪れる旅人は大いに戸惑う事だろう。
しかし、タタミもフトンもミソシルもツケモノも、慣れれば悪いものでは無い。
国民の気質はみな穏やかであるが、少々内向的な面も見られる。
また、国民の中にはどうも、不思議な雰囲気の者も時折混じっているようだが……?
≪リスタキア≫
東大陸の中程に位置する国。水の精霊が祀られている。
水の精霊を祀るだけあり、水資源に恵まれている。リスタキア近海では魚が良く獲れることで有名。
また、リスタキア全土に渡って涼しい気候だが、特に東のスティリア山近辺は年中気温が低く、万年雪が積もっている。リスタキアを訪れる際には防寒具が欠かせないだろう。
首都ラクステルムは巨大な湖の中心に浮かぶ都市。
そして、その湖の底には古代の文化が古代遺跡としてそのまま残されている。
≪フォンネール≫
東大陸の最南に位置する国。闇の精霊が祀られている。
世界的にも数少ない闇魔法の使い手が多い国。また、闇魔法に限らず魔法に秀でた者が多い国でもある。
魔石や魔鋼の産出量は少ないが、魔草や魔樹には恵まれている。
その都合で、フォンネールでは魔法薬の調合が発達している。魔法薬を作る者なら一度はフォンネールに学びに行くべきであるとされているほど。
また、フォンネールのどこかには、とてつもない薬効を持つ幻の魔樹があるらしい。
≪ドーマイラ≫
世界の中心に位置する島。魔王封印の地。
ドーマイラの神殿にて、今日も魔王は封印の眠りが覚める時を待っている。