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そして、インベントリを見てまたいいことを思い付いたのでインベントリからあるものを取り出す。
ポーションってはっきりいって美味しくないし、さっき取れた果物みたいなやつ入れれば美味しくなるんじゃないかな?
とりあえずリンゴのような果物を取り出してかじってみるとしゃきっとして甘くておいしかった。そしてそのリンゴの名前はアプルの実だった。
アプルって絶対にアップルから名前とってきたやつだよな、とか思いながらとりあえずすりつぶしてみるとさわやかな香りが広がった。
そして薬草をすりつぶしたものを溶かして沸騰させたあとに冷やしたところで、すりつぶしておいたリンゴを入れてまぜる。そしてそれをろ過すればいい香りのポーションが完成する。
完成したポーションはいままでよりも透きとおっていて見るからに美味しそうになっていた。名前はフルーツポーション(アプル味)となっていて、なんとランクが4になっていた。一口飲んでみるとリンゴの味がして結構おいしかった。
おお!ランク1のやつと違って普通に飲めるし美味しいじゃん!これなら割らなくても問題ないな
そのまま、あまり多くないがアプルの実をすべて使ってポーションを作る。出来たポーション大抵がランク4で少しではあるが3もあった。
そしてこんどはインベントリにはいってるもう一個の果物、ミカンを使ってポーションを作ってみることにする。ちなみに、ミカンの名前はオレジの実だった。
誰だよこんな簡単な名前つけたのと、あきれながらオレジの皮を剥いていく。一つだけ食べて見るとそこまで酸っぱくなくて甘味があり美味しかった。
そしてさっきと同じように冷やしたところですりつぶしたミカ..じゃなくてオレジの実をいれていく。そしてそれをろ過するとフルーツポーション(オレジ味)が完成する。
一口飲んでみるとアプルのポーションとは違うさわやかな甘味がこれまた美味しかった。
うん、やっぱり工夫って大事なんだなこんなに美味しく出来るなんて思わなかったよ
そして残りのオレジの実もポーションにしていく。リンゴよりも小さくて果汁が少ないせいかランク3の出来る確率がリンゴより高い気がした
フルーツポーション作りに夢中になっているとドアがノックされ終了の時間が来たことを知らせる。
あー、もうこんな時間か。少し薬草残っちゃったけど今回はこれでおしまいにするか。
そして部屋をでて一応カギを閉めておいてからカギを受付の人に返してギルドを出る。そして目的もなく街を散策してみることにする。
ちなみに一層の街は東西に長い楕円形で東西南北に大通りがはしっていて他にも裏通りのようなものがたくさんある。東には生産ギルドと冒険ギルドがあるのが特徴で、西には昨日行った薬屋をはじめ武器屋やなどのNPCの店がたくさんあった北と南はプレイヤーの店である露店が開かれているらしい。
特に行くあてもないのでプレイヤーの露店がある街の北部に行ってみる。
露店ってすごいな、フリマみたいでめっちゃにぎわってて楽しそうだな。もう武器とか防具とかいろんなものが売られてるじゃん、魔銃は見当たらないけど。
いろいろな露店を見ていると突然後ろから声をかけられた。
「ねえ、ちょっとそこの君」
振り向いてみると後ろにはチャラチャラした人がいた。
「えっと、何でしょうか?」
「それってさ魔銃だよね?一人だけだとレベル上げずらいんじゃない?手伝ってあげようか?」
うわ、こりゃまためんどくさいことになりそうだな
「いいえ、結構です」
「そんなこと言わずにさー。魔銃って全然当たらないんでしょ?ね、一緒に行こうよ」
俺の拒絶を、ものともせずにどんどんチャラ男が詰め寄ってくる。めんどいので逃げようと振り向くと手を捕まれた。
そしてすぐそばでいままでの一部始終を見てた露店を開いてた女の人ひとが近づいてきて
「はーいそこまで!ちょっと君、その子嫌がってるじゃん。女の子を強引に誘うなんてよくないんじゃないの?」
「はぁ?お前には関係ないだろ?どっかいってろよ」
「ふーん、そっちがその気なら今すぐGMコールをしてもいいってことだよね?」
すると男は舌打ちをして手を振り離すと、そのままどっかに行ってしまった。




