第4話:冒険者登録
今回はセリフ多めです。読みづらかったらすみません。
「なんだいあんちゃん、協会に興味あんのか?」
「ちょっと冒険者になろうと思ってな、登録のために協会に行きたいんだが、道がわからなくてさ」
「冒険者かぁ、いいじゃねぇか、協会はそこの大通りを進んで突き当りを右に行くと人が多いところがある。そこが冒険者協会だ」
しっかり道のりを聞いたので言われた通りの道に行こうとしていた時、
「そうだあんちゃん、冒険者になるならうちの店の武具でもたまにみにきてくれや」
「なにか必要になったらくることにするよ、ありがとな」
これからは武器とかがほしいときこの店に顔を出してみるのもいいかもしれない。
(ここを右だったな)
言われた道を進んで突き当りを右に曲がると、なにやら人が多そうないかにもっていう建物をみつけた。
「こんにちは~」
建物に入ると人が結構いた。
俺は登録するために受付にいった。
「冒険者登録したいのですが、ここでいいですか」
一応ここで登録できるのかどうか確かめた。
「登録の方ですね!ここであってますよ!!少々お待ちください!」
これぞ受付嬢っていう感じの女の子が元気そうに言ってくれた。
それからほんの少し待つと、準備していたのだろういろいろなものを持って受付嬢が帰ってきた。
「登録にはいろいろ手続きがいります。まずは登録するためのサインをしてください。そのあとはここに自分の経歴やできることなどを書いてください!」
言われた通りサインした。
(年齢に名前、なんで冒険者になりたいか、使える魔法とかか、いろいろあるんだな)
あいにく俺は魔法なんてこれっぽっちも使えないので使えないと書いた。
「魔法は使えないんですね!名前は、えっと、レ、イ?さんですね!このホリサトってのは、、、」
「俺の名前なんか変ですか?」
「このホリサトっていうのは苗字ですか?」
「そうだけどなにかおかしいか?」
苗字の何がおかしいのか疑問に思っていたが、すぐに受付嬢の態度が変わってしまった。
「貴族の方でしたか!、大変失礼いたしました!!」
「貴族??俺はそんな大層なご身分ではないが」
なんで俺が貴族ってことになるのか俺にはわからなかった。
「苗字があるだなんて偉い人に違いないじゃないですか!」
「そういうことか、」
この世界では苗字ってのは珍しいらしい、戦国の世の日本みたいな世界だ。
「これは、まあ、俺の故郷ではみんなついてるもんだからすごいものではないよ」
「そうなんですか?そんなところ聞いたこともないんですが、どこにあるんですか?」
「東の方の島国だ。」
(まあ日本では誰でも苗字あったもんな、嘘はついてない)
「遠いところから来られたんですね、そんなことより登録です!ちょっと待っててくださ~い!」
また行ってしまった。
またそれから少し待ってから受付嬢が戻ってきた。
「こちらギルドカードです!今は登録したてなのでランクはFですが、これから依頼をこなしていくうちにどんどん上がっていくと思うので、焦らず頑張ってください!」
それから受付嬢はランク制度について説明してくれた。
冒険者にはランクがあって下から順番に、F<E<D<C<B<Aとなっているらしい。
本当はその上にSランクがあるらしいが、Sランクは大陸にも合計7人しかいないらしい。
なので普通はAランクまでとなっているという。
依頼にもF~Sまであって、高難易度の依頼には高ランクの冒険者しか受けることができないらしい。
「俺は今FランクだからFランクとEランクの依頼が受けられるということか。」
今は簡単な依頼しか受けられないがランクが上がっていくと幅広い依頼が受けれるようになる。
「こちらのギルドカードはなくしてしまうと再発行にお金がかかってしまうのでなくさないように気を付けてくださいね。それでは登録が完了したので今日からレイさんは冒険者です!じゃんじゃん依頼を受けてどんどんランクを上げていってください!」
「ありがと」
今日、俺は冒険者になりました。
やっと冒険者になれました。これからは冒険者として依頼をこなして新しい力に目覚める、、、かも?