白い空間はクズの溜まり場
「あーやっちまったなーあそこで炭酸吹き出されたら流石に神雷地上に落としちまうわ」
「怒りで地上に雷落とすとかどんだけクズなんですかこの神は…」
「仕方ねえだろ、今流行りのエナジードリンクVSの新缶赤い波紋がつえんだよ、そいつが炭酸吹き出して挑発するのが悪いんだろ プハー!」
「ゲホゲホ!ここは禁煙ですよ!吸いたいなら地獄で吸ってください!はあ、まったく後始末誰がするとブツブツ」
ここは生と死の狭間である。死者はここを通り新たな命に変換される。今日もここに死者が送られる。それっぽい服装でキセルを持ちボサボサの長髪に無精髭のオッサンが神である。そしてそれっぽい服装で悪態をつきながら仕事をするのが秘書天使である。
ウィーン
「神様、次の方が来ました。対応お願いします。えーと名前は星野 黒穴25歳です。人間は恐ろしいですね、一生その名前で過ごすと言うのにふざけた名前をつける。死因は…あ…」
「どうせ自殺だろ?輪廻輪廻」
「死因は、神雷の直撃によるショック死です。可哀想に」
「…はぁ?まじで最悪じゃん、こいつ輪廻戻したら大神にばれんじゃん。うわ…めんどくさ」
「神雷で人を殺しといてよくもまあそんな悪態つけますね、本当に感動しますよ。」
「隠してえ、ばれたくねえ、説教聞きたいねえ。」
見かねた秘書天使はいいアイディアを神に助言する。
「神様、神様、別の世界に転生させちゃえば、いいんじゃないですか?」
「確かにナイスなアイディアじゃないか!それでいこう、適当な虫かなんかでいいか?」
「神様、輪廻に戻るとばれるんですから、むしろ不死にしたらいかがですか、証拠が残らないのでは?」
「お前GOD良い最高!エンシェントエルフなら寿命が3000歳ぐらい生きるから不死でも大丈夫だろ、まず不死のスキルをつけて」
星野 黒穴
種族 元人間
スキル 不死
「よし、じゃあ次にエルフが生まれる場所はっと、ふむふむトシアキの森か、よし、そいつをエンシェントエルフにしてと」
名無し
種族 エルフ⇒エンシェントエルフ変更
「それじゃあ、星野 黒穴を…家名は邪魔だから排除、ブラックホールをエンシェントエルフに転生!」
ブラックホール
種族 元人間⇒エルフェントエルフ error
神雷の効果により肉体への付加はできません。
「なあ!なんだこれは、おいまじかよ」
「あー神雷って神様の罰だから輪廻逝く際に不具合でランダムな不定物になるんでしたっけ」
「嘘っだろ!こいつにはもう不死付けちまったぞ‼まじ糞だわ!プハー!」
いらつきからキセルを吸い吐き椅子を蹴飛ばす神、明らかな自業自得である。むしろ可哀想な星野 黒穴である。
「やってしまったのは仕方ないですよ。つーか禁煙ゆったやろが!まあ、これからのこと考えましょう。」
「そ、そうだな」
「別に何になってもいいじゃないですか?もう再転生することも無いんですからミドリムシとかなれば問題無いと思いますよ」
「確かに、もはやどうでもいい気がしてきたな、よし転生するかなんでもいいからな」
「あ、神様こちらの不備に文句を言われると困るのでこいつの最後の望みだけかなえてあげましょう。」
「確かに、えーとなになに、こいつの事か、死んだら転生させりゃいいか、よし転生!」
ブラックホール
種族??? ok
転生します。
「じゃあ次のやつ持ってきてくれ」
「はーい」