3話
3話
それでは、テスト運用じゃ。
舞台設定は、学力でクラスを分けた学校に転校してきたという事にしよう。
- 運用テスト開始 -
俺、AIヤンキーロボ ソウサクロンは、進学校へ転校してきた。
学校の先生らしき人に会う。
「話は、聞いているよ。
僕が、君の教師となる、金八だ。
君が、転校してきた操作 ロン君だね。
赤と金髪のリーゼントとか個性があっていいと思うよ。
今は、人権問題がクリアされてどんな髪型でもいいからね。
服は、昔の不良みたいでちょっとダサいかな。 はははっ」
ギロッと教師を睨む。
「ダサいは言い過ぎたかな、
君に似合っていると思うよ。
まずは、クラスを決めるからテストをします。
5教科の総合点で決めるから、がんばってね」
俺は、これでもロボなので、演算能力には自信がある。
世界中の知識もサテライトシステムで受信可能だ。
こんな中学生の問題など、最新のAIシステムを載せた
俺には、簡単過ぎる問題だった。
テストは、1時間もかからず5教科を終了した。
「先生、できました」
「おお、5教科、全て終わったのか早いね、ソウサク君は。
どれどれ、合っているか、添削してみよう」
先生は、解答用紙を自動採点機に入れる。
すぐに採点されて点数が出てきた。
「すごい! 満点だ。 君は我が校で一番の天才だよ」
俺は、このまま学校で学業、スポーツ全てに良い成績を残し、
学校を卒業した。
特に何事もなく平穏な学校生活だった。
- 運用テスト停止 -
「うーむ、おかしいのお、社会が安定していると性能の良い
ロボが入っても何も起こらないのお、作りこまないと
いけないのは、何か歪みを起こすため、主人公または、
社会や環境の方で歪さを作りこまないといけないので
あったか、面倒臭い、実験はこれで終了じゃのう」
おわり。
自分には、ヤンキーを主人公にした話は、書けませんでした。