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鉄血神話  作者: ゆっくり猫大佐
6/10

冒険者試験

遅くなりました…

なかなかアイデアが固まらず…



ごめんなさいずっとゲームしてました…

ザムドとの話が終わり、俺は受付へと向かった。

因みに俺の姿は幻惑魔法で前世の姿に見せかけてある。


「ようこそ冒険者ギルドウィズ支部へ!あれ?さっきザムドさんと一緒にいた方では?」


「ああ、森で遭難しているところを拾われてな。で、冒険者になりたいのだが」


「はい登録ですね!まずはこの用紙に必要事項をお書きください!代筆をご希望ですか?」


用紙を見ると、そこには見たことの無い文字が書いてあった。だが俺はその文字を理解できた。これもパルトニョールの能力だろうか?


『スキル『思念疎通』の効果の一つです。』


おぉ。なんと便利なスキルだろうか。


「いや必要ない」


そう言って俺はその場で用紙に記入を始めた。用紙には名前と年齢、そしてレベルと得意な武器を書く所があった。名前と年は前世と同じで良いだろう。得意な武器は自己防衛措置として入手した短刀術もあることだし短刀と書こう。レベルは25と。よし記入漏れはないな。


「書き終わった。よろしく頼む」


「はい、お預かりしますね!アレックス=オブリソーコフさん、年齢は25歳と。はい、記入漏れはありませんね!ではまずこちらをお受け取りください!」


受付嬢はそう言うと俺に〈冒険者仮ライセンス〉と書いてある木の札を渡してきた。


「これは何だ?」


「今お渡しした物は仮ライセンスです!今現在は仮登録のみとなっております、なので今から私がお渡しする試験内容書に書いてある場所で特定の素材を採集又は特定の魔物を討伐してここに持ってきて下さい。なおこの試験は不正を防ぐために現役の冒険者さんを一人同伴させていただきます!」


俺は受付嬢から試験内容書を受け取った。そこにはウィズを囲うように広がるウィズ草原にてノマル草の採取またはゴブリン五体の討伐と書いてあり、それと一緒にノマル草だと思われる植物の絵が書いてあった。


「その試験内容書を持って一時間後に南門に集合してください!そこで冒険者さんと合流になります!」


「分かった、ありがとう」


俺はそう言って受付を離れてザムドの元に戻った。


「仮登録は出来たか?」


「ああ、出来たよ。試験に冒険者が監督として一人来るらしい」


「それが基本だ。この後は俺はギルドにまだ用事があるから別れるがくれぐれも変な真似はするなよ?」


と俺を睨みながら言ってきた。


「分かってるさ。俺は集合時間までのんびりしてるさ」


そう言って俺はザムドと別れギルドを出た。






それから一時間後。

南門で待っていると、引き締まった身体に長身の美形の男性が現れた。


「アンタがアレックスだな?俺はアンタの試験に付き添う冒険者のロンドだ。よろしく頼む」


「よろしく頼む」


「試験の概要は既に受付から聞いていることと思う。準備は出来ているな?」


「大丈夫だ」


「よし。じゃあ冒険者について軽く説明しておこう。まずは受付で依頼一覧の確認、選んだら契約だ。依頼に成功すればギルドに貢献したことになりギルドポイントと報酬金を得られる。しかし失敗してしまうと報酬金を貰えない上にギルドポイントが減点されてしまう。ギルドポイントは一定数貯まればランクが上がる。ランクは下からD、C、B、A、Sだ。俺はAだが、Sは格が違う、国家への多大な功績が認められてギルドマスターから直々にランクを授与してもらうんだ。そんで、直接クエスト受注の契約が完了したらクエストに向かうんだが、依頼内容には日数制限がある。そこに留意して準備すること。説明は終わりだ」


成る程、やっぱりザムドたちはすごい連中だった。

俺もなるからにはSランクを目指そう。


「理解した。分かり易い説明感謝する」


「おう、じゃ早速出るか」




俺はロンドに連れられてウィズ草原に来た。広い平坦な草原で、所々に魔物が草を食べたりしている。


「さて、ゴブリンの討伐とノマル草の採取とどちらが良い?」


ゴブリンなら森にいた時何回か狩って慣れているし、さっさと終わらせて正式に冒険者になろう。


「ゴブリンの討伐の方がいい」


「じゃあ俺はここで見ているから、パパッと狩ってきてくれ。ゴブリンがどれかは分かるな?」


「ああ。さっさと終わらせてくる」


俺は三匹のゴブリンがウロウロしているのを見つけ、身体強化を利用したダッシュで突撃する。


短刀術ダガーマスター!」


召喚した短刀をゴブリンが俺の接近に気づくと同時に心臓に突き刺し、そのゴブリンの腹部を蹴り飛ばして短刀を引き抜いた。

二体が飛びかかってきたのを短刀に雷撃魔法で電流を纏わせ、二体まとめて切り裂いた。

ゴブリンたちは地面に吹き飛ばされて動かなくなった。


《経験値を獲得しました。魔素獲得量が2330になりました》


「雷撃魔法は色んな使い方が出来て便利だな」


俺のセンサーに再びゴブリンの反応があった。今度は四体の群れのようだ。

少し離れているが問題は無い。

元々召喚していた短刀を収納し、四本の短刀をゴブリンの上空に召喚した。


「食らえ」


上空から電気を纏った短刀が剣先を下にしてゴブリン目掛けて落下し、四本がそれぞれ四体のゴブリンに突き刺さった。


《経験値を獲得しました。魔素獲得量が2370になりました》


「余裕だな」


パルトニョールの演算あってのことだけどな。俺は内容書に書いてあった討伐証拠の牙を倒した数と同じ七本引き抜き草原に着いた時に渡された袋に入れた。

俺がロンドのいる場所に戻ると、何故か彼は呆けたような顔をしていた。


「終わったぞ、七体倒してしまったが」


「終わったぞ、って……お前早すぎだろ!?ってか最後のアレはなんだ?あんな高度な技術、新人が使うもんじゃないだろ!」


かなり控えめに殺ったつもりだったのだが、やりすぎていたようだ。


「早く終わらせようと焦ってしまってな……まぁ、合格だしいいだろう?」


「まだ納得いかんが……戻って報告に行くとしよう」


そして俺たちはギルドに戻るために平原を後にした。特にギルドへ戻るまで何かあったわけではなかったが途中普通の狼より大きな個体を見つけた。がかなり遠くにいるため無視した。そして俺たちは南門の門をくぐりギルドへと戻ってきた。


「冒険者試験の結果を渡しにきた」


「はい!それにしても随分速かったですね?」


「ああ、少し張り切りすぎてな。で、これが依頼の品だ」


俺はカウンターの上にゴブリンの死体から剥ぎ取った牙を乗せた。


「はい、確かに受け取りました!すごいですね!速いだけじゃなくて規定より多く狩ってくるだなんて!」


「ありがとう。で、俺の試験は合格かな?」


「はい、恐らく合格だと思います!この後は同伴していた冒険者さんと話してどのランクからになるかなどを決めますので結果は明日の朝になると思います!」


「分かった、ありがとう」


俺はそう言ってカウンターを去った。するとその時丁度ギルドでの用事が終わったのかザムドの姿が見えた。俺はザムドのところへと向かった。すると俺が近づいてくるのに気づいたザムドがこちらを見て


「こっちだ早く来い」


と言ってきた。


「試験はどうだった?」


「問題なくこなせたと思う。結果は明日の朝出るそうだ」


「分かった。じゃあ俺について来い」


そう言うとザムドは俺を連れギルドを出た。15分ほど歩いて俺たちは木造三階建ての建物の前にきた。入口の上に置いてある看板には『宿屋 銀の風』と書いてあった。


「ここが俺が止まっている宿だ。お前にはここに泊まってもらう」


「分かった。何から何まですまないな」


「当然だ、第一お前の事を監視しなければならないからな」


そして俺たちは宿の中へと入った。


宿の中は広く清潔感があった。掃除が行き届いているのがよく分かる。


「ザムドさんお帰りなさい。そちらの方は?」


「アレックスだ。この街に来たばかりの新人の冒険者で、俺の客だ。暫くここに泊めたいんだが、俺の部屋の隣は空いているか?」


「アレックスさんですね、えーっと……大丈夫です!お部屋までご案内しますね!」


「感謝する」


俺とザムドは木造の急な階段を登り、三階へ上がった。

階段から2番目のドアの前に来ると、


「ここがアレックスさんのお部屋になります」


と言ってきた。


「俺はここだ」


ザムドは階段を上がってすぐの部屋らしい。


「夕食の用意ができましたらお呼びしますね!」


「お世話になります」


女将さんは階段を降りて行った。


「俺は夕食まで部屋に入っていることにする。夕食の席で今後の話をしよう」


「分かった」


俺も部屋でゆっくりすることにしよう。

木の扉を開けて入ると、質素だが綺麗で暖かい部屋だった。

ザムドがここの宿泊代を負担してくれている。俺はこの世界のお金を持ち合わせていないので助かった。つっけんどんだが、面倒見のいい奴なのだ。



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