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乙女ゲームの脇役が主人公に愛されて困ってます  作者: 天川鈴音
プロローグ
8/69

今回はことごとく会話がありません。

すいません。

 寮の私の部屋に入り、電気をつけてなかを見渡す。

 私の部屋は一人部屋だけど、一人だけなので私は荷物が少ないから、部屋の荷物も少ない。

 扉から奥に長く、手前に机と本棚があり、奥にはベッドと窓がある。

 私は一人部屋しか見たことないけど、明らかに他の子の部屋より家具や荷物が少ないことはわかる。

 まあ、実家は両親から送られてくる荷物でいっぱいだろうけど、マリー…うちのメイド長が何とかしてくれてるでしょう。

 ちなみに私の家は一応お金持ち、に入るでしょうが、この学園はそういう生徒が大半で、学園にメイドをつれてきている人もいる。

 私は一人も来てもらってないけど。

 ああ、久しぶりに家に帰りたいなぁ。


 ☆☆☆


 窓から差し込む日差しに目が覚め、固まった体をほぐすように体を伸ばす。

 私の一日は日が上がるとほぼ同時に始まる。

 メイド達が部屋に忍び込んできていた時間がちょうどそれくらいなのだ。

 この事を考える度に疑問に思う。

 起こしに来たんじゃないなら何をしに来てたんだろう?

 と、まあ、今はもう普通ていうことだと思うようにしている。

 この事を考える度になぜか背中を悪寒が通り抜けるから。


 閑話休題


 いつも、こんなに早起きするのにとくにわけはない。

 強いて言うならお弁当を作るためだけど、それも逆にこんなに早かったら迷惑になる。

 なので、朝起きて、身支度をすませたら特に意味はないけど、学園の中をうろつく。

 朝のこの時間は人があまりいないかわりに、動物達が多く現れる。

 といってもこの学園は山手にあるとはいえ、出てもキジ、ウサギくらいなのだけど。


 っと、噂をすればなんとやら。

 ガサッ、という物音をたて、進行方向の茂みから一匹の白いウサギが出てくる。


「キュイッ!」

「おはよう、カルディア」


 ちなみに〈カルディア〉というのは古代ギリシャ語でハート、という意味だ。

 カルディアの胸の部分の毛だけがハートの形に赤色になっているから、カルディアと名付けた。

 そのまま、とは言わないでね。

 これでもまる一日考えて名付けたんだから。


「カルディア、そろそろ厨房に向かおうか」

「キュイ!」


作りためしてた分がなくなったので、次回からは毎週土曜日に、気が向けばそのときに、更新していきます。


Thank you for reading!

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