ハロウィン〈3〉
「そういえば、こんな話聞いたことあるかい?」
全員がそろい、夕食をみんなで食べたあとにしばらく話しているとそう、紫音が聞いてきた。
十数世紀前にとある国で起きた事件のはなし。
その国で謎の大量死亡事件が起きていた。
亡くなった人たちは必ず何かしらの手段で『白』と『幽霊』という言葉を含んだ内容の文を残している。
そのため、その事件は《白の幽霊》と呼ばれている。
そして、《白の幽霊》はまだ解決されていない。
「という話があるんだ」
「えぇ、嘘でしょ?」
「やだぁ、怖いの無理だよ」
瑠香は話を疑っていて、私はいつも通り。
怖い話は無理、やだ。
「だいじょうぶ!私、ちょうどみんなにプレゼントがあるんだ!」
なぜか自慢気に胸を張り、かばんから小さい白い箱をよっつ出して、私たちに一つずつ渡してきた。
「はい、どうぞ!」
「ありがとう」
「これ、何?」
「開けてもいいかい?」
「もちろん!」
箱を開けてみると、中には金属?でできたト音記号にチェーンを通したネックレスが入っていた。
「ト音記号?」
「僕のはユリの花だね」
「これは…、三日月、かな?」
「私のは翼だよ!」
私はト音記号、紫音はユリの花、瑠香は三日月、鈴華のは翼の形をした《銀》でできているらしいものがついたネックレスだった。
「何で《銀》なの?」
「うん、なんで?」
「この話、私も聞いたことあったから」
「確かに昔から魔除けにいいと言われているからね」
みんなのために用意してくれたんだ…
「鈴華、ありがとう」
「ありがとね」
「ありがとう」
「うん、どういたしまして!」
できるだけ肌身離さずつけとこう。
うれしいしね。
あと1話〈ハロウィン〉続きます
長くてすみません




