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冷たい風が吹き、不穏な音楽をバックにして〈幽霊屋敷〉の出口に向かって進んでいく。
怖い。
「うぅ…」
「アリス、早く早く」
何でそんなに楽しそうなの…?
怖いじゃん。
「ほら、私の服の裾、握ってていいから」
「うん…、わかった」
紫音の服の裾を握って後ろを進んでいく。
些細な物音にも反応して、小さい悲鳴をあげちゃう。
「ねぇ、そんなに強く握らないで、しわがつくよ」
あ、そっか、クラスの出し物の服だから気を付けないと。
「ひゃひっ!?」
「ど、どうしたんだいアリス?」
う、後ろから冷たい風が首筋に…!
やだぁ、かえりたいよぉ。
☆20分後☆
「……」
「いやぁ、いい幽霊屋敷だったなぁ」
………もう絶対に怖い出し物とかアトラクションには行かない。
紫音と遊園地とかは絶対に行かない、行きたくない…。
「ちょっ、アリス目が、死んでるよ?大丈夫?」
「…しおんのせい」
じと目で紫音を見てボソッと「絶対仕返ししてやる」と呟く。
「ちょ、まって、仕返しって何のことだい?」
「…言わない」
焦って聞いてくる紫音を無視して、歩き出す。
「ちょっと!?アリス!?」
今回から書きためていたものを更新していきます。




