番外編 お月様(9月
50,000pv突破Thank you話です
試しに朝に投稿してみます
番外編です
一応文化祭前の設定です
寮の自室の窓枠に肘をつき、空を見上げる。
そこにうつっているのは雲ひとつない夜空と月明かりを放つ満月。
「…きれいだなぁ」
天川学園はわりと街の光が少ない場所にあるからすごくきれいに見える。
うふふ、こんなときはお酒とお団子が欲しくなっちゃう。
あっ、二十歳になるまではお酒は飲んじゃいけないからね。
わ、私は飲んだことないよ…。たぶん。
テテテーテテレー、テテテテレレ~
「ひゃっ!?」
な、なんだ、電話が着た音かぁ、びっくりした。
「はい?もしもし」
『やあ、こんばんは、アリス』
「あれ、紫音?どうしたの?」
『ああ、ちょっと遊びにいかないかい?』
「?いま夜だよ?」
『いいからいから、学校の屋上までこれる?』
「お、屋上?…わかった、行く」
「オーケー、待ってるよ」
学校の屋上かぁ、てことは扉の鍵開けなきゃいけないじゃん!
どうするのよ!
☆15分後☆
…結局開いてなかったからもしものために持ってきたキーピックを使うはめになっちゃった。
鍵は閉めてきたけどばれてないよね?
まあ、開けれてよかった。
え?何でできるかって?
実家の庭師さんが色々教えてくれてたから。
鍵開け以外にもいっぱい教えてもらったけど、あまり普通じゃないのが多かった気がする。
まあ、実家では何しても何も言われなかったけどね。
「あ、やっときたね」
「こんばんは、紫音」
「おやぁ、何で泣きかけてるんだい?」
「むぅ、紫音私が怖いの苦手って知ってるでしょ?」
「もちろん」
「ここに来るまですごく怖かったんだからね!?」
ひどいぃ。
絶対わかってやってるでしょ!
「まあまあ、そんなに怒らないで、ばれちゃうよ?」
「そうですよ、黒谷さん」
その言葉の聞こえた方、屋上の方を見ると、月明かりに照らされる銀髪が目に入ってきた。
「えっ?雪川先生?」
「はい、そうですよ。それより、早くこっちに来なさい」
何で保険の先生の雪川先生がいるの?
ていうか、何で学校の屋上に敷物がひいてあるの?
お団子と、お酒らしきものもあるし。
「さあ、座って」
「まって、なんで?」
「ああ、そういえば言ってなかったね。白姉は僕の親戚なんだ」
…え?知らなかった。
というかそうだと匂わせるような素振りも一切なかったし。
「まあ、その辺も含めてゆっくり月を見ながら話しましょうか」
「もとよりアリスとたくさん話すために呼んだんだからね」
「…わかった、いっぱい話そう!」
「よし、じゃあ乾杯しようか。僕とアリスはお酒は飲んじゃいけないけどね」
グラスの代わりのガラスのコップを少し高く持ち上げ、雪川先生が乾杯の一言を言う。
「それでは、素晴らしい月夜に乾杯」
「「乾杯」」
ガラスのコップをうちならした音が夜空に響いた。
今年(2018年)の中秋の名月は9月24日で満月は9月25日らしいです
私は未成年なんでお酒は絶対飲みませんよ
…興味はありますけどね
ちなみに着信音はボカロですよ。一応わからないようにしてます。




