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遅れてすみませんでしたっ!
まだ0時何でギリギリOKということで許してください。
「この学校、天川学園の文化祭には、大きく3つに分けれる」
「3つ?2つじゃなくて?」
「そう、3つ。なんだと思う?」
まず普通に私たち生徒達のクラスの出し物、あと先生たちの出し物。
あと1つはさっき言っていたから部活でも出し物をするってことかな?
「クラスの出し物、先生たちの出し物。あと、部活の出し物?」
「大正解!そんな君にはアメをプレゼント」
紫音が制服のポケットからアメを取り出して、包み紙をはがす。
「はい、あーん」
「ん~」
紫音が口を開けたところにアメを入れてくれる。
この文化祭準備期間中にいったいいくつもらったことか。
1日に2つか3つ以上もらってる気がする。
今度、何かプレゼントしてあげようかな。
「アリス……」
「!?、ご、ごめん!」
いきなり話しかけられてびっくりして声の方を見れば、悲しそうな顔でこっちを見てきてる紫音の顔が目の前にあった。
「ち、近い近い!」
「アリス」
反射的に身をそらそうとする私の顔を両手で挟み込んで、目を合わせてくる。
「アリス」
「ふぁ、ふぁい」
「考えることは重要だと思う。僕もたまに考え込むしね」
さらに顔を近づけてくる。
「でも、人と話してる途中に考え込むのは良くない」
鼻先がふれあう。
「それとも、僕の話は面白くない?」
「そ、そんなことないよ!」
「なら、よかった。あと……」
「あと?」
手を話して私に背を向けてから、軽く振り向く。
こちらに向けてきた瞳は少し潤んでた。
「話しかけても、返事してくれないのは、さびしい」
「っ!ごめん!次から気を付ける!」
紫音の背に手をまわし、抱き締める。
紫音には悪いけど、今のはかわいすぎるっ!
───
アリスはしばらく紫音を抱き締めていた。
抱き締められている小悪魔が物陰に隠れている者に向かってニヤリと、笑っているのに気付かずに。
第一次アリス争奪戦、勃発です。




