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おまたせしました。
遅れてすみません。
いろいろありすぎて。
「はい、黒谷さん、もっと声だしてー!」
「あ~っ!」
お昼からの文化祭準備の時間、他のみんなが楽しく談笑しながら衣装を作ったり、メニューを考えたり、喫茶店のインテリアを決めたりしている中、私は音楽室で監督役の柊さんと二人、発声練習をしていた。
発声練習をしているのは、私だけ。
そう、私だけ。
二人、鈴華と黄京くんが私がこんなことをするはめなった元凶なのに、二人はこの練習をせずに、次の練習に入っている。
テストの時は同じくらいの声の大きさだったのに!
「あーっ!」
「そうそう!その怒りを声の力に変えてぇ!もっとぉ!」
「あ゛ーッ!」
「っと、はいストップ。そのだみ声は禁止ぃ」
うっー、まったく、おこだよ!?おこ!?
「激おこぷんぷん丸ーッ!」
「いいねぇ!そう、いろんな感情を声に吹き込むのよ!」
幼稚園、音楽系の維持を見せてやる!!
「うにゃーー!」
「いいよぉ、いいよぉ!にゃー!」
☆☆☆
とある奇声を発生してる少女と、テンションの高い少女がいる部屋の扉から中を覗いている少女がいた。
「うふふ、さすがアリス。いい声してるわ」
怒っている顔もかわいいっ!
無理やり役者にしたかいがあったなぁ。
うふふふっ。
「かーわいっ、アーリス」
しばらくの間少女はそのまま中を覗き込んだままだった。




