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「おはよう」
教室の扉を開けながら、挨拶する。
今日は早く起きた分、いつもより早く学校に向かい始めた。
そのせいなのか、鈴華には会わなかった。
それなのに、まあまあ鈴華と歩いたときほどではないけど、視線が集まってきてた。
なんでだろう?
まあ、いっか。
「おはよー!黒谷!」
「ん」
黄京くんに挨拶を返されたけど、金曜日に決めたように無視しようかと思ったけど、挨拶を無視するのはさすがにダメな気がしたから、短い返事で返すことにした。
そういえば、あった当初もこんな感じだった。
結構最近のことなのに結構懐かしいな。
と、それはともかく、黄京くんが「っ!?く、黒谷!?」って、驚いたまま固まってたけど、無視して席に座る。
「お、おはよう?黒谷さん」
「おはよう」
席につくと、普段話さないクラスの子が話しかけてきた。
「ど、どうしたの?いつもは黄京くんと仲良さそうなのに」
「えっとね、聞いてくれる?この前私役者になったでしょ?」
「う、うん。そうだね」
「その時黄京くんと鈴華のせいで役者になったのよ!だからその仕返しで今日は無視するって決めたの!」
「っ、あははは!」
「ん?なにがおもしろいの?」
「いや、黒谷さんってこんな感じだったのね。普段と、話してみたときのギャップが面白くて、つい」
「そんなに?」
「うん、っと、そろそろ授業の準備しなきゃ。またしゃべろうね」
「うん、わかった」
「それじゃあ」
うふふふ、友達、じゃなくても人と話すのっていいよね!
よし、私からも話せるように頑張るぞー!




